*++ 『ゲシュタルト崩壊』掲示板過去ログ ++*
2006年7月10日から2008年3月28日まで


[1]
Lu/LaLaLa/Lu 2006 7/10(月) 14:39:53

『ゲシュタルト崩壊』に関する話題はこちらでお願いします。


また、話題が長くなりすぎた場合は、
メニューより「新しい物から表示」を選択することで、
最も最近に書き込まれた内容を簡単に見ることが出来ます。




[2]
RB 2006 7/26(水) 01:08:53

はじめまして、こんにちは。
ギャルゲーとかはあんまりやらないんですがノベル系は好きなのでプレイさせて頂きました。
恐らく馬鹿なんでしょう、ぶっちゃけ一回クリアではなんとなくしか理解できていません。
とりあえず、つながっている(と思い込んでいる)関係がなくなった、と思い込んだ
ということでしょうか
・・・読み直してきます。失礼しましたー




[3]
アサト 2006 7/26(水) 05:38:47

はじめましてRBさん。
『ゲシュタルト崩壊』のプレイ、ありがとうございます。


>恐らく馬鹿なんでしょう、ぶっちゃけ一回クリアではなんとなくしか理解できていません。


そんなことはありません。
「自分は理解していないということ」を理解している人は智者と言われます。
疑問が無ければ答えが発生しないこともままあります。


内容について製作者側が口を挟むのはルール違反だと
個人的には思っておりますので、
ゲーム内容に関するの質問への直接的な回答はご容赦ください。
すみません。


答えはそのほとんどが既に示されています。
繰り返し読むと分かる部分もあるかと思いますので、再読頂ければ幸いです。



ご感想、ありがとうございました。
またのお越しを心よりお待ちしております。




[4]
あきら 2006 7/26(水) 07:52:09

RBさん、はじめまして。
ゲシュタルト崩壊でシナリオを担当しました後藤あきらです。
初めての感想を頂き、とても興奮しています。


分かりづらいシナリオで申し訳ありません。
製作中に懸念していたことではあったのですが、
今回は好き放題に書かせて頂きました。


先にアサトも答えていますが、おそらく疑問に思われた事につきましては、実はゲーム中でほとんど説明されています。しかし、物凄く分かりづらいです。一応、一周してみて真相が分かった後でもう一周してみると、ゲーム中に語られた一見して意味のない台詞や状況にも全て理由があった、と分かる仕様にしたつもりです。ですが、私の力量不足によりもしかしたら失敗しているかもしれません。その場合は本当に申し訳ないです。


製作者としては皆さんで答えを探して欲しいという願いもあるので、どうかこの掲示板を有効に使って欲しいと思っています。以後、私はここへの書き込みを控えるつもりです。もし、どうしても分からないというプレイヤーの方が増える一方であった場合は、簡易的な解説ページを作ります。どうかそれまでは、この場所で議論やご質問をぶつけ合って頂きたいと思います。


我が侭な話で大変申し訳ありません。
よろしくお願いいたします。




[5]
アオ 2006 8/ 5(土) 21:32:05

えっと復活おめでとうございます。覚えててくださってたら光栄です!かげながら(?)追いかけ続けているアオです!(笑)
えー即ゲシュタルト崩壊プレイしました!っですこしばかり感想をと思いまして。



初プレイの感想は・・・RBさんと似ているんですがやはり100パーセント納得はできない感じでした。どこらへんが違和感というかストーリ全体が繋ぎ合わないかというとやはりゲシュタルトとストーリーの関連性が頭の中でうまく整理しづらかったです。一度で100理解は自分の中では厳しいかなと思いました。
えっとえらそうに発言させていただいてますが自分も結構流し読みしましたし理解力はかなり乏しいです。ま、いうまでもなく二回はプレイする予定なのでまたいろいろわかればまた書かせていただくかもしれません〜笑
あと付け足す感じで申し訳ないんですがこのゲームの恐怖感や独特の世界観はすっごい楽しかったです。自分あの同人でかなり人気の某ゲーム(分るかな?)のファンなのでめちゃくちゃこのゲームにもはまりました!次回作も期待していますね!



それではながながと失礼しました!




[6]
あきら 2006 8/ 5(土) 23:25:00

こんにちはアオさん。お久しぶりです!
名前が変わってしまいましたが、雨月真鬼です。
もちろん覚えています。書き込みありがとうございます。
しばらくここには書き込まないつもりでしたが、
アオさんが書き込んでくださったのなら話は別です(笑)


RBさんにもご指摘を受けましたが、やはりシナリオが分かり辛かったようです。申し訳ありません。確かに難解になってしまったかと思います。一応ヒントを書かせて頂くと、『作中の状況や台詞には全て意味がある』、『メモが大きな意味を持つ』の二点です。この辺りに留意して頂いて、もう一度読み返していただければ、と思います。


世界観について、お褒め頂きありがとうございます。某ゲーム(ひぐらしのなく頃にですね)との関連性ですが、バラしてしまうと実は意図的です。メモ機能や、ある選択肢を選んだ場合の結末部分等、わざと分かりやすく表現してみました。ただ、影響されたという訳ではなく、あえて利用させて頂きました。ひぐらしっぽいということが、一つの作為的なメタファーになっています。一応、これ以上喋るのは興ざめかと思いますので、口を噤みますね。


ところでアオさん。五目御飯のHPに最初に書き込んでくださった時はaoさんでしたよね。お暇な時で良いので、ゲシュタルト崩壊のフォルダに入っている『最初にお読みください』を最後の辺りまでじっくりと読んでみてください(笑)


それでは、ありがとうございました。




[7]
ユッケ 2006 8/ 9(水) 15:09:23

はじめまして。


「ゲシュタルト崩壊」の意味(漢字について)だけなぜか知っていたのですが、今ひとつ関連性が・・・


明確な結末が無かったような気がしました。


しかし、精神世界を描いてるようで気味が悪くなりましたが、トイレにも行かずプレイし続けました。はまりました。
楽しかったです。


僕の馬鹿馬鹿しい戯言最後までお読み頂きありがとうございます。




[8]
ぷー 2006 8/13(日) 01:41:36

はじめまして。あきらさん。
ふりーむに投稿させていただいた者です。
まず、酷評になってしまったことを、お許しください。


結論からいいますと、
「解説ページを作成を望みます」



失礼ながら、ほとんどの方がこの作を
「シナリオ破綻」と見なしているようです。
けれども、この掲示板を見る限り、あきらさんが、確固たる信念を持って今作を産み出された
ことが伝わってきます。
私も創作に関わる者の端くれですので、
作品を産出す苦しみは手に取るように分かります。
今作を「意味が分からない」と蹴ってしまうのは簡単です。
しかしそれでは余りにも、製作者が報われない。
シェアウエアの売り上げにも関わりますし、
簡素な解説ページを作られてもいいのでは
ないでしょうか?
初対面ながら、図々しい提案をお詫びします。



ちなみに、ふりーむに私の見解を書きました所、
ネタバレが悪かったのか見事に削除されました。
ここでも差控えたいと思います。




[9]
あきら 2006 8/13(日) 11:12:44

こんにちはぷーさん。
ふりーむでの書き込みはこっそりと拝見させて頂いてました。
後藤あきらです。
酷評との事ですが、的を射た感想だったと思われます。
ありがとうございました。


さて、解説ページの件ですが・・・。


相方であるアサトとも幾度か話し合いをしてみたのですが、やはりこちら側のスタンスとしては、現状の「皆さんに考えてもらえたらとても嬉しい」を続けてみようという事でした。


理由は色々あるのですが、まず第一に、個人的な感情として昨今のゲームにおける過剰なまでの分かり易さ、答えを安易に全て提示する方法論に違和感を覚えているからです。それは確かに親切ですが、プレイヤー側の思考を妨げてしまっているように感じます。残念なことのように思うのです。


第二に、作品はあくまで作品の中で完結すべきであり、出来上がった物に対して製作者がグダグダ言うのはフェアじゃない、という、これも個人的な感情があります。「シナリオ破綻」と見なされてしまったのなら、それは製作した私に落ち度があったのであり、深く反省すべきだと考えます。また、そのためにも言い訳じみた行為は慎むべきだとも考えています。


上記理由より、もうしばらく、解説ページの作成は待たせて頂けませんでしょうか。もし、どうしてもという方が目に見えて増えるようであれば、プレイして頂いたばかりか、真剣に考えてくださった方々の為に作成することに否もありません。しかしながら、もう少しだけ、皆さんで考えて頂きたいという、製作者の我が侭な気持ちもまだ強いのです。


今日、この掲示板をネタバレ解禁ということにしました。本当は元からネタバレ可だったのですが、掲示板の作成時にそのコメントを入れ忘れてしまっていました。余分な配慮を強いてしまいましたことをお詫び申し上げます。同時にお心遣いを感謝いたします。


もしご不明な点や至らない点がございましたら、お気軽にまたご連絡ください。それでは、ご心配の書き込みをありがとうございました。純粋に嬉しく感じています。




[10]
ぷー 2006 8/13(日) 21:01:20

あきらさん、ご返答ありがとうございます。


わかりました。解説ページではなく、この掲示板から
明確なる答えがでることを期待します。


私自身が商業誌に従属しているので、どうしても
「不特定多数の人間の票をいかに集めるか」を
最優先として考えてしまう部分があります。
そういった考え方がLu/LaLaLa/Luさんのポリシーと
一致しないのでしょう。
そういった信念、羨ましく思います。


ゲシュタルトの見解としては、
ひぐらしの流れを大きく汲むことから、「主人公の妄想」論が
ふりーむの中で、一票でました。(削除されましたが)
私も一度速読した限りでは帰宅中の女性に「追われている」
と誤認した主人公が、女性の住むアパートで転落死。が自然かなと
思ったのですがそれでは、以下の数点、辻褄が合わない部分が出てきて
しまうのです。例えば、
・なぜ女は学校の中まで追ってくるのか
・なぜ三人組の小学生は、選択肢次第で女に殺されてしまうのか
・そもそも、三人組は女とどういう関係なのか


たしかに三人組と主人公の会話は主人公心理内の自問自答と取れなくも
ないのですが、例えば主人公が「統合失調症」などの精神障害を
抱えていたとしても、さすがに「血の味を誤認する」「実在しない人物」を
誤認すると言ったことは無いだろう。とのことで、
私の中で「妄想説」は破綻しています。


二回読めば、意外と簡単に分かるかも(←なら二回読めよ)という感じですが、
如何せん、掌編というには結構なテキスト量で、なかなか時間が取れません。
この掲示板で良い説が登場することを望みます。


Lu/LaLaLa/Luさん、これからも頑張って下さい。応援してます。




[11]
cube 2006 8/14(月) 00:07:27

Lu/LaLaLa/Luの皆さんはじめまして。
cubeといいます。ゲシュタルトをプレイしました。
いくつか分からないところがあってここに来てみました。


なるほど。ここで議論してみればいいのですね。
面白そうですので参加しちゃます。


早速ですが、ぷーさんの書き込みに一つだけ違和感がありました。「主人公が、女性の住むアパートで転落死」と書いてますが、これは本編終了後に追加されるメモ(調査まとめ)で違うということが示されていますよね。浅田リョウは生きているはずです。もしあのメモすらブラフだったのなら話はまったく異なってくるなってくるのでしょうけど^^;


僕が分からなかったのはScene3で出てくる少年らの存在そのものです。ゲシュタルト本編がリョウの妄想の類であると仮定したとき(僕はこの説に一票です)あの少年達だけがなんだか主人公の許容というか、妄想の延長上というかなんというか、そういうものを飛び越えてしまってるように感じます。また、もし彼等がイレギュラーな存在であるとするのなら女に殺されてしまう理由にも説明がつくような気がします。それとも僕が理解できていないだけであれも浅田リョウの持つ精神的なペルソナ的存在の一部なのでしょうか。頭がごっちゃになってきました^^;


確かにふりーむではいろいろ書かれてましたけど、ゲシュタルト崩壊とても面白かったです^^
途中で怖さのあまりトイレに行けなくなりました^^;
僕もLu/LaLaLa/Luさんを応援します!




[12]
あきら 2006 8/14(月) 00:26:45

みなさん大変ありがとうございます。


ユッケさん。
お返事が遅くなりました。申し訳ありません。
プレイして頂き、本当にありがとうございました。
楽しんで頂けたとのこと、大変嬉しく思います。
ゲシュタルト崩壊の意味とのことですが、
一応近作において後藤あきらはあのメモ内容の通りに解釈しています。
何かしらの参考になれば幸いです。


ぷーさん。
お返事をありがとうございます。
私共の我侭を了承頂き、心から感謝いたします。
私達は以前一度ゲーム製作をした経験があり、
その際に感じた「もっと好きにやれていれば」という後悔が、
このサークルの製作に於けるモットーの一つとなっています。
やるからには徹底して、でもプレイして頂いた方にお楽しみ頂けるように、
今後も努力する次第です。


cubeさん。
初めまして。ニアミスだったようです。
シナリオを担当しました後藤あきらと申します。
お楽しみ頂けて大変嬉しいです。
ありがとうございました。
その上議論をして下さるとは望外の喜びです。
応援をありがとうございます。
ご期待を裏切らないよう、努めさせて頂きます。


それでは私の書き込みはこれでまたしばらく控えさせて頂きます。
みなさん、本当にありがとうございます。
今後は時折製作日記の方で返信という形になるかもしれません。
また、何かありましたらaboutのメールフォームよりご連絡ください。




[13]
ぷー 2006 8/14(月) 03:12:31

cubeさん返信ありがとうございます。


>浅田リョウは生きているはずです


それは見落としてました。サンクスです。
もう一回読み直してから来た方がいいかな?


>本編がリョウの妄想の類であると


私も妄想説を推したいのですが、それにはあまりにも破綻が多いんですよね。
例えば、学校のトイレでの着信音。あれ、女にも聞えているので
「妄想」じゃなくて、「事実」ですよね。でも実際は着信履歴が無い。
あと女が学校の中まで追ってくる→主人公を追う明確な動機がある。ですから、
単に帰宅中の女に「追われてる」と誤認してる訳ではないようです。
では女自体、妄想か?と問われると、女の存在は妹が証明してるので「実在」
すると考えるべきなのでしょう。


そしてあの三人組の少年について
>浅田リョウの持つ精神的なペルソナ的存在


私は解離性同一性障害(多重人格)を疑ったのですが、
多重人格の特徴として、一つの人格が表に出ているときは、他の人格は
意識を失っているというのがあるんですよね。
しかも、女は確実に三人を「殺人」しているという「事実」(主人公が
血の味を認識している)があるので、女には確実に主人公らに対して
「殺意」があることになります。


あと、速読だったので、よく記憶にないのですが、クライマックスで
入る、ガールフレンド(アキコ?)からの着信シーン。あれも鍵の一つ
なのでしょう。


ひぐらしのなく頃には「妄想説」で一気にパズルが完成していく感じ
だったのですが、今作は「妄想説」でどんどん遠のいてゆく感じです。
とはいえ、一番しっくりくるのが「妄想説」なのですが。



>確かにふりーむではいろいろ書かれてましたけど


ふりーむでは、私はお世辞抜きでやっているので、
毎回酷評になってしまいます。「ひぐらし」級が
ぽんぽん出たら、毎回大絶賛ですが。
あきらさん、気にしないでください。




[14]
cube 2006 8/14(月) 21:29:16

くーさんこんばんは^^


やはり見落としちゃってましたか^^;
ちょっぴり気になってるんですけど、ぷーさんはメモを全部読みました? いや、速読だったって書いてあったので気になっちゃって。僕がやってみた感じゲシュタルトはメモ読んで本編と照らし合わせてみないとほとんど意味ワカランです^^;


>女にも聞えているので「妄想」じゃなくて、「事実」


そかなあと思いました。僕はあの女が学校の中にまで追いかけてきているということも妄想で、もし追いかけてきたのが有りだったとしても、着信音が女に聞こえてるのもリョウ自身が「聞かれた」と思ったからじゃないかなと思います^^;
また、女の存在についてもメモの「署内某所にて」で説明されてたような。勘違いだったらゴメンです^^;


>解離性同一性障害(多重人格)を疑った


多重人格であった場合は浅田リョウの意識が本編中で連続しすぎているように思います。それに多重人格というのはあくまで本人の問題ですから、あのヘンテコな少年達の存在とか、他の変な人たち(笑)の存在についても説明が難しいんじゃないかなって。じゃあなんだよって言われると前に書いた内容よりも深くは分からないんですけど^^;


>ガールフレンド(アキコ?)からの着信シーン


ここはドッキリしましたよね^^ Scene3の始めに出た着信履歴と時刻が一緒だー!って興奮しました^^; そういえばあの部分はあんまり考えてなかったです。何か意味があるのかな??


>ふりーむ
ひぐらしレベルが蔓延したらそれはそれでイヤですよね^^; あんなに怖いゲームだらけになったらフリーゲームから足を洗いますよ僕(笑)
でも個人的にはゲシュタルトもひぐらしとは似てるように見えて実はベクトルが全然違う凄い内容だったと思ってるので今後も楽しみです。あきらさん(あ、アサトさんも!)、頑張ってください!^^;




[15]
ぷー 2006 8/15(火) 00:10:09

>ぷーさんはメモを全部読みました?


すみません。メモ、読んでませんでした。
で、全部洗って見たところ、「妄想説」でほぼ間違い無いですかね。
浅田リョウを保護したのは、謎の女本人ですし、
「ゲシュタルト崩壊」というサイトによって、浅田本人の中の自我が
崩壊したことによって、なんらかの精神障害を引起した、というのが
妥当な線でしょうか。


>あの女が学校の中にまで追いかけてきているということも妄想で


微妙なところです。浅田はトイレのドアに挟まれて?もがく女の姿を
確認しているので。仮に、あれが女ではなく監視員か何かの類でも、
監視員は「着信音」によってトイレに浅田がいることを知ったようです。
この辺がスッキリすれば、「帰宅中の女に追われていると誤認して〜説」が
しっくりくるのですが。


三人組に関しては、実体が有るのか無いのかが謎です。
選択肢次第で殺される→(血の味を認識)ので実体有りかも
しれないのですが、ラストシーンでは浅田本人の「主観」で
消えたり現れたりしています。
やはりスミオの台詞も自問自答っぽい気も・・・。
しかし、「全部妄想だったんだよ」で片付けちゃうのも、
夢落ちみたいで陳腐なのですが。


アキコに関しては、浅田とどういう関係にあったのでしょう?
作中に付合いだして2ヶ月とありますが、メモでは恋人なしになっています。
またアキコ(と思われる女子高生)の台詞も心理学的な含みが多く、
キーキャラクターなのではないかな、と思います。


>ひぐらしレベルが蔓延したら
あれクラスはちょっとフリーゲームでは、なかなか出ないと
思います。結局、アニメにまでなっちゃいましたし。
Lu/LaLaLa/Luさんの今後の成長を期待します。




[16]
通りすがり 2006 8/15(火) 01:48:30

ROMってたんだけど。


ぷーって人。全部読んでないのに勘違いでふりーむにあんな感想書いたのかい。ヒデエな。あのレビューを読んだせいでプレイしない人もいるんじゃねえのか?まあどっちでもいいけど。悪いね、イラっときたんで。


この書き込みは消してくれて構わないですよ作者さん。




[17]
ぷー 2006 8/15(火) 02:57:25

通りすがりさんへ


まず、お気分を害したことを謝ります。
が、「メモを読んでいない」というのは言葉のアヤで
当たり前ですが基本的には、全て目を通した上で感想を述べています。
その辺は安心してください。
実際、ふりーむ内でも同じ意見が並びましたよね。


ですから、逆に言えば、今回のことで
ふりーむでの感想がくつがえるということもありません。


くつがえすだけの説が出てくれば話は別ですが。通りすがりさん。
ROMるだけじゃなくて、一緒に考えてみては?




[18]
ROM 2006 8/15(火) 08:10:04

通りすがりじゃアレなんで。


なるほどね。全部目を通した上で自分が分からなかったから「読者には伝わってこない」ってえ表現になったわけだ。他のふりーむの感想も似たりよったりだあね。ま、思い返してみれば名前がよく出る「ひぐらし」も最初はそんな感じの感想が並んでたか。


横やりして悪かったね。俺とダチの間ではいちおー答えは出てるんで議論には参加しない。よくよく読んでみたら作者さんも気にしてないみたいだしなあ。


ああクドイようですが作者さん。消してもいいですよこの書き込み。




[19]
あきら 2006 8/15(火) 08:52:04

おはようございます。
控えると言ったばかりなのにまた書き込みをお許しください。


ROMさん。
はじめまして。シナリオを担当しました後藤あきらです。
書き込みをありがとうございます。


拙いながらも物を作ってきて分かったのは100人いれば100通りの捉え方があるということです。ですので、どのような意見や感想があっても、なるほどなあと思いはしますが、例え自分の想定外の感想だったにせよ気にすることはありません。それよりも私は皆さんに自由に楽しんで頂けたらと思っております。ご心配をありがとうございました。そしてプレイして頂きありがとうございました。ご友人とも一緒に考えてくださったという事でとてつもなく嬉しく思っております。
書き込みについては、個人的に折角書いてくださったことをこちらの都合で消すのがあまり好きではないので残しておこうと思いますが、ROMさんが消してくれとのことでしたら削除させて頂きます。


ぷーさん。
そういうわけですので、お気になさらずお話を続けて下さいね。連日大変興味深く拝見させて頂いております。ありがとうございます。




[20]
cube 2006 8/15(火) 20:35:36

こんばんは^^
なんだか色々あったみたいですね^^;
あきらさんご苦労様です。


お話の続きをさせてもらってもいいのかな??
ぷーさんへの返信です^^


>監視員は「着信音」によってトイレに浅田がいることを知った


監視員!!その可能性がありましたか!確かに監視員(もしくは宿直の先生辺りかな??)だったら、いちいち教室を点検してまわっていたのも大納得です。にゃるほど目からウロコ^^ となると誤認説は俄然信憑性を増しますね。


スミオの台詞をよく読み返してみました。あのう、もしかしたらですけどこの男の子のセリフって、浅田リョウに向けてじゃなくてプレイヤーに言ってませんか??^^; いや、根拠はないんですけど、繰り返しプレイしてみてるうちにそんな気になってきました。いけね、僕もゲシュタルト崩壊してきたのかな??^^; でもこの少年のセリフってなんだかリョウじゃないけどドキッとしますよね。


アキコと浅田リョウの関係ですが。僕はこれは全くリョウの妄想だと思っています。マンションの階段付近でゲシュタルト崩壊のためにうずくまっていた浅田リョウが、自分に声をかけてきたアキコ(これも本名ではなく浅田リョウの妄想だと思うのですが)を自分の妄想の中に出現させたのかなって。ちょっと強引でしょうか^^;


それに確かにメモを読むとアキコ(と同じシルエットの人物)のセリフが物凄く興味深いですよね。なんだかこのゲームの答えを知っている一人のような。ただまあ観念的過ぎて全てを理解するには至ってないのですけど^^;


うーん。答えに近付いてるような遠ざかっているような^^; 目前でスルッと逃げられちゃう感じですね。でもそんな所も面白さの一つだと思いはじめました。もう少し考えてみます。


>ひぐらしレベル
なるほど。確かにそうですね^^ アニメ化するっていうのはとんでもないです。同人ゲームってそれほど詳しくないのですけど、アニメ化以上で残ってるのって映画化くらいなんですかね。でもいつかはそんな凄いゲームにも出会ってみたいです^^


最後に個人的なことなんですけど。
ちょっとお盆なので明日から数日留守にしますです。
でわでわ〜^^




[21]
ぷー 2006 8/15(火) 20:42:36

ROMさん、答えが出てるなら、あなたの見解を書き込んでください。
と、言いたいところですが、消えてしまわれるのですね。残念です。


反論もありますが荒れるのが嫌なので、一切しないことにします。
実際、ROMさんの言う通り私の方に読み落としがあった事は事実ですし。


cubeさん、しばらく来なくなりますか。残念です。
とは言え8月は自分の原稿が残ってるので、しばらく来ない事にします。
いや、〆までは全然余裕で間に合うのですが、この掲示板に何を書くかで
神経使ってしまうので。ええ、神経使うんです、かなり。


それまでにいい説が出てることを(というかROMさん書いてくれ)
期待します。


あきらさん、本当にごめんなさいね。ごめんなさいごめんなさい。
これからも仲良くしてください。
あきらさんから書き込みがあると、こちらも嬉しいんですよ。




[22]
ぷー 2006 8/15(火) 23:19:52

連投すみません。
ROMさんに指摘された「読み落とし」について、実際に
「後日、署内某所にて」
「事故調査まとめ」
の二つのメモを読み落としていたことについてお詫び申し上げます。


ふりーむの方でも謝っておきました。


あきらさん、ROMさん、ごめんなさい。




[23]
あきら 2006 8/16(水) 00:08:27

こんばんは、ぷーさん。
後藤あきらです。お忙しいようですね。
これから暑さも弱まるだろうとはいえ、
その分気候が不安定になりますし、体調には十分ご注意ください。
よく言いますが、身体が資本だと私も思います。


一つ前の書き込みの最後を読んで、少しレナっぽいと思ってしまったのを許してください。暑さでこちらの頭も少し鈍っているようです。今後も、との事ですが、むしろこちらこそよろしくお願いいたします。製作者として、率直な意見を聞かせて下さるぷーさんのような方の存在は、本当にありがたいです。


ふりーむの件につきましては、こちらは全然気にしておりません。むしろ、「分かりづらい作品を作ってしまった」という反省ができ、謙虚に受け止めることが出来ました。今回の反省は必ず次回作へ活かします。ありがとうございました。


また、最後に現れる二つのメモの追加につきましては、それまでに追加されていくメモとは異なり、「メモが追加されました」の表記が行われない物ですので、見落としてしまってもおかしくはないのだということにも、ぷーさんの書き込みで気付かされた次第です。一応こちらの意図としては、最後ということでサプライズ的な演出(小難しいメモを読み終えると真相部分が表示されるといういたって単純な物です)を狙ったつもりでしたが、逆に分かりづらい物になってしまったという事が分かりました。こちらも次回作では対策を考えてみます。最終的なメモは色を変えて表示、等の処理をすべきでした。(もしくはそれこそひぐらしのように「未読TIPSを読む」機能をつければ良かったです)


シェアウェアの新作を作る前にゲシュタルト崩壊を製作して良かったと、心から思っております。それもこれも皆さんの忌憚の無いご意見のお陰です。新作を作るにあたり大変大きな参考になっております。Lu/LaLaLa/Luを代表しまして、改めましてお礼を申し上げます。


それでは、引き続きこの掲示板を皆さんで有効にご活用下さい。どのようなご意見であれ、皆さんのお声が聞けるということが、製作者としてこの上ない喜びです。よろしくお願いいたします。




[24]
アオ 2006 8/18(金) 00:33:29

いろいろ盛り上がっているので失礼ながら自分も少々考えついたことを発言。あくまで素人の意見にすぎませんのでご承知を。



えっとこれはメモにあったように屋上から自殺した人とリョウとの二人の視線が混合して描かれてるのでは?
最後のほうはもちろん自殺した人。そして自殺した人は恋人もちでリョウは調査どおりに恋人なし。自殺した人は最後のほう恋人との淡い(?)思い出を回想しながらかつ女たちや子供3人などの妄想をしながら落ちた。
結局ゲシュタルト崩壊とは全体的でなく個々にかつ交互に二人の行動の視点でプレイヤーは見ていたので混合してなにがなんだかわからなくなるという意味。・・・すいませんひとつの仮説でお願いします。失礼しました。




[25]
ぷー 2006 8/19(土) 04:24:17

あきらさん、長文レスありがとうございます。
原稿の方は、上がりそうです。
こんどは私が担当にこっ酷く批評される番です。
「こんなもん3ページで飽きる」とか
「金にならねえもん持ってくるな」とか言われます。
傷つくわあ…。


>少しレナっぽいと思ってしまったのを
ひぐらしの魅力ってミステリ部分よりもキャラクターの魅力なん
ですよね。鬼隠し編ではレナ、綿流し編では魅音、見事にキャラが
立っていました。祭囃し編(未プレイ)では羽生かな?……かな?


アオさん、推理乙です。
>自殺した人とリョウとの二人の視線が混合して描かれてるのでは?
難しい限りです。ジャージのおばさんには「浅田リョウです」と
明確に名乗っているので、自殺者と浅田の視点が混合していることに
なると、「妄想」まで共有していることになります。
しかし自殺者と浅田の関連性に目をつけたのは、面白いと思います。


>結局ゲシュタルト崩壊とは
「ゲシュタルト崩壊」がプレイヤーに向けられたものであることには同意です。
そもそもゲシュタルト心理学とは「知覚は記憶によって補完されている」
と言うような考え方(だったけ? うろ覚え)なので、この作自体、作の全体を無視して
個々の現象を無理に理解しようとすると私たち自身のゲシュタルトが崩壊する仕組みに
なっているのかもしれません。




[26]
cube 2006 8/19(土) 10:05:36

おはようございます。帰ってきました^^
ピークを過ぎていたのでどこも空いててよかったです。


アオさんの推理が面白いですねー^^ 視点の混在ということでしょうか。にゃるほどです。でもちょっとだけ違和感があるのです^^; 二つの事件(浅田リョウのほうは事故だと警察が言ってましたけど)があって、それをごっちゃにしていたのはライターだと「署内某所にて」のメモを読むと分かりますけど、どこを読んでも視点が混じってるという表記も無いですし、本編は内容的に全部つながってるような^^; それとあきらさん自身がこの掲示板で「ゲーム中でほとんど説明されています」と書かれているので、もし視点移動があったらある程度そのような表記があるんじゃないかにゃって。


結局ゲシュタルト崩壊をしていたのは誰なんでしょうね。浅田リョウとメモのライター。それに作中のスミオやアキコの言葉を考えると、プレイヤー自身もということになるでしょうか。ゲシュタルト崩壊というのがなんなのかはメモで定義されている「全体性を失って、個別のみを認識するようになること」と確認できますよね^^; 難しいです(>_<)


ぷーさんの言われる通り、「この作自体、作の全体を無視して個々の現象を無理に理解しようとすると私たち自身のゲシュタルトが崩壊する仕組みになっているのかもしれません」ということなんでしょうね^^;




[27]
ぷー 2006 8/19(土) 19:08:31

>作中のスミオやアキコの言葉を考えると


スミオに関しては、以前cubeさんの言われた通り、プレイヤーに
問いかけてる部分が多そうです。少なくとも、浅田リョウの知性レベルを
大きく上回った話をしているので、浅田リョウには話が通じてないでしょう。
話は聞く側のレベルに合わせるのが基本です。


アキコに関しては「勘違いは他人に指摘されることで〜」という台詞が
あります。ゲシュタルト心理学の「知覚は記憶によって補完される」に
通じる部分があります。
「勘違いは他人の指摘により全体性を得、補完される」
では勘違いしてるのは誰でしょう? 
ライター? 浅田リョウ? それともプレイヤー?


>ぷーさんの言われる通り
私は適当に思ったことを書いただけなので、真実は
あきらさんしか知りません。うーん。
「ゲシュタルト解」に期待しましょう。


ゲシュタルト解・・・謎の女の一人称で展開される。
私は少年とすれ違った。少年は私と目を合わせるなり、一目散に
駆出した。アスファルトをには財布が落ちている。
女「待って! きみー! 落し物ー!」
リョウ「うわあああああ! 来るなあ!」


すごいどうでもいい話になっちゃいますね。




[28]
cube 2006 8/21(月) 09:58:24

>スミオ


やっぱりそうですかね^^ 僕が「おや」って思ったのはスミオの言葉が浅田リョウの知らない語彙を含んでるって事です。もし浅田リョウの妄想なら本人が知らない言葉なんて出てこないかなあって^^;
スミオはある意味このシナリオを解説してくれるきゃらなのかもなあと思います。多分メモ中のアキコもそうなのかなあ。


>勘違いしてるのは誰でしょう?


今までここで議論してきた感触だと、ライターと、浅田リョウ、そしてプレイヤー。この三人全てでしょうね^^ ライターは別の事故と浅田リョウの事故を一部混同して自分の中で事件にしちゃってて、浅田リョウはゲシュタルト崩壊して見る物みんなおかしく認識してしまっていて、最後にプレイヤーは、そんな勘違いをしているキャラクター二名の視点で話を読み進めるうちに、物語の全体を勘違いしてた、と^^; 勘違いを指摘されなかった浅田リョウと、指摘されても信じられなかったライター、それに指摘されているのが分からないプレイヤーの三つ巴なのかにゃっと^^; 僕はこれで間違いないように思うのですが・・・。もしこれで正解ならあきらさんのシナリオ構築力というかそういうのに脱帽です^^;


>「ゲシュタルト解」


あはははは!^^ スゴイですそれ! 声を出して笑っちゃいました^^; でも女の視点でのゲシュタルトも見てみたいですね。アキコ視点でも面白そうです。逆に言えば、最後のメモでそういう話を追加すれば物凄く分かりやすかったと思うのですが。あっ、でももしそうだったら今ここでこうやって議論してる事も無かったんですかね^^; もしかしたらあきらさんはそこまで計算づくだったりして?? うーん、考えすぎかにゃあ^^;




[29]
cube 2006 8/21(月) 16:56:55

連続書き込みすいません^^;
ちょっと気付いた事があったので書き込みです。あ、でも議論とは関係ない部分なのでスルーしちゃってください^^;


an epilogueの後に流れるスタッフロールをボンヤリ見てたんですが、参考文献のところってすごいですよね。カントとかニーチェとか。分からない名前もありました^^; それでですね、キルケゴールのところに「死に至る病」と「恐怖と戦慄」とあって。ありゃりゃ、これって音楽モードに名前があったにゃあと思ったんです。参考文献でWikipediaともあったのでそこでキルケゴールを検索してみました。そしたらビックリ!! ゲシュタルトで使われてる曲名ってもしかしたら全部キルケゴールの書いた本から名前が取られてません?? 野の百合、空の鳥とかも。レギーネ・オルセンだけ見つからなかったんですけど、よく読んでみたらキルケゴールの恋人(婚約者?)の名前みたいで。この曲ってアキコと話してる時に流れますよね。なんだか色々考えさせられました^^;


アサトさんの作ったっていう背景もスゴイし(音楽モードの背景がスゴクかっこいいです)、あきらさんが作った曲もスゴク怖いし(断片と業って曲がプチトラウマってます)、エンディングのantihoney(だったかな?)さんの曲も格好いいし。ふりーむでも書かれてましたけど、ほんと、レベル高いですよね^^ もしかしたら僕が気付いていないだけで他にもそういった裏設定っぽい遊び(なのかな?)があったりして・・・^^;


そうそうついさっき雑談の方を読んだんですけど、僕も作って欲しいです「ゲシュタルト解」^^ ギャグっぽいゲシュタルトなんて想像がつかなくて、でも絶対笑い死にそうです^^;




[30]
ぷー 2006 8/23(水) 01:38:21

cubeさん、こんばんは。


>スミオの言葉が浅田リョウの知らない語彙を含んでる


やはりこの作品最大の謎は、追ってくる女よりも、スミオたち
なのかなと思いました。
後半、マンションの屋上で現れる三人組は、浅田の主観によって
出現、消滅をしているので、妄想の可能性が高いです。
が、シーン3で現れた三人組は、実物である可能性があります。
そうなってくると、何故三人組は浅田が追われている事を知っているのか?
また、何故女に殺されてしまうのか?が疑問です。


あとの謎は多少強引に解釈すれば、道理が通ってしまうものばかりです。


何故女は追ってくるのか→女はそもそも追ってない。逃げる浅田が問題。
何故学校内に女が追ってくるか→女ではなく監視員。
謎の着信音→実際は鳴っていない。もしくは監視員の携帯電話。
アキコと浅田の関係→浅田の甘い妄想? もしくはアキコが警察に否定したか。
ゲシュタルト崩壊してるのは誰?→浅田とプレイヤー本人。
浅田が精神障害を起こしたきっかけは?→ネットのサイト。詳細は本編になし。


ただ、シーン3のみ、明らかに女が三人組に対して殺意を持っているので、
シーン3の解によっては上記の説が全てひっくりかえる可能性があります。




[31]
cube 2006 8/24(木) 13:44:02

ぷーさんこんにちは^^


Scene3では実物でマンションでは妄想だと、ちょっと難しくなるようにも思います^^; 区別をつけられる根拠がどうしても見つからないんですよね^^; 結構頑張って読んでるのですが、まだ見落としがあるのかな・・・。選択肢でこの三人についていくと、女が現れて殺されてしまう。この三人は浅田リョウの名前と状況を熟知している。こういった要素が何を意味してるのかが分かれば解けそうなんですけど、どうしてもわかりません^^;


しかし、女が三人組を殺す動機ってなんなんでしょうか。マンションでは三人組と結託しているように見えますし。両方の場合において異なっている事は、三人組についていった場合は、浅田リョウを救おうとしていて、逆にマンションでは浅田リョウを追い詰めてる。女という物が浅田リョウの妄想である、つまりは浅田リョウにとっての、何かしらの強迫観念であるとするなら、なんとなく道が出来てくるようにも思えますね^^


他にぷーさんが上げられてる道理については、多分それで確定でいいと思います!^^ なんだか段々外堀が埋まってきましたよね^^ もうちょっとで全容が見えてきそうでワクワクです!


>浅田が精神障害を起こしたきっかけは?→ネットのサイト。


については、僕なりに考えてみたのは、ネットで実際に僕もゲシュタルト崩壊について検索をかけてみてわかったのですけど、結構沢山あって、やり方も書いてあるし。もしかしたらリョウは適当にネットで遊んでいてたまたまゲシュタルト崩壊を知り、遊んでいた所に受験のストレスとかがイヤな感じに作用して、メモで言う「認識規模の拡大」を起こし、見る物全てが崩壊したのかなと思ってます^^; ほとんど僕の妄想なので的外れかもしれません^^;


うーん。もう少しっぽいんだけどにゃあ(>_<;)




[32]
ぷー 2006 8/25(金) 03:06:48

cubeさん、毎度返答ありがとうございます。


三人組の答えに関しては、まったく違う考え方を持った人が
いないと出ないかもしれませんね。
ここの部分だけ、シナリオの不整合があまりに大きいというか、
作品に対して、作者自身が関わり過ぎてるというか。


それでも強引に解を引き出します。


そもそも三人組は何故、あんな深夜、家を抜けてきたのでしょう?
まさか、「見ず知らずの浅田を救うため」なんて解には行き着きません。


私たちにとって最も都合のいい解、「妄想説」で当てはめてみます。
三人組は実は年相応の子供たちで、秘密基地で遊ぶためだった。
そこへ血相を変えた浅田に出くわす。
少年たちは、当然助けようとする。
たまたまスミオが早熟な(あきらさんの意思を継いだ)子供だったため
それが浅田の主観によって、自分の内情をすべて見透かされたような
誤解を招く。
子供たちは自分たちの秘密基地に浅田を招くが、
女(もしくはそれに準ずるなにか)に発見される。
浅田の被害妄想爆発
子供たちが殺されてると勘違い。
血の味は、浅田自身が口の中を切ったかなにか。


しかしこの解では、都合良すぎるというか。無理があるというか。
あきらさんがスミオの口を借りて、わざわざ物語の本丸となるべき
部分を語ってるため、もう二捻りくらいあってもいいような気がします。




[33]
cube 2006 8/26(土) 07:26:02

ぷーさんおはようございます^^


確かに三人組については手詰まり感でまくりですよね^^; 普通にプレイする分には自然に流れちゃいましたけど、いざ内容を考え始めると物凄く違和感が強いですこの場面^^;
あきらさんが何を思って書いたのかが分からないと難しいかも。案外、作品へのガイドというだけで深い意味はなかったりしちゃったりして^^; あきらさんに限ってそんな事はないと思うんですけどにゃあ。


それはそうと、ゲシュタルト崩壊の定義が「全体性を失って個別のみを認識するようになる」だということが最近頭の隅で引っかかっちゃってます^^; もしかしたらこの場面にだけ固執する事で僕たちもまたゲシュタルト崩壊しちゃってるのかも、と。あと、メモのアキコ(っぽい人)のセリフに、「答えが、ないから」っていうのがありますよね。もしかしたら三人組にまつわる部分はそれへのメタファーなのかなとも思います。いや、僕が答えをどうしても分からないからそう思うだけです^^;


三人組は実在したのでしょうか。実在するならどうしてあんな時間に歩いていたのでしょうか。子供という存在がゲシュタルト崩壊では、浅田リョウにとっては何を暗示しているのでしょうか。数多くの暗喩がありそうなゲシュタルト崩壊ですから、そこの辺りをずっと考えてるのですが分からないです^^;


暗示についてちょっと真剣に考えてみました^^


例えばScene4やScene5の最後で浅田リョウがマンションから落下する(という妄想を抱く)のは、Scene5での浅田リョウの受験への気持ちを読むと『落下する=受験に落ちる』という恐怖感への暗示なのかなと分かります。もう僕はこのゲームをホラーゲームだとは思っていませんけど、何となく固まってしまった視点をもう一度クリアにしたいですよね^^ そうすれば案外するっと謎が解けてしまうのかもと^^;


最近スミオの「情けない男だなあ君は。本当に何も分かっちゃいない」を見るたびにイラッとします^^; あんまりイジメないでください(>_<;)




[34]
cil 2006 8/26(土) 16:26:27

初めまして、こんにちは。
cilと申します。
皆様のご意見を拝見しつつ自分でゲシュタルト崩壊の意味を考えていたのですが、
少し自分の意見がまとまってきウズウズしてまいりました。
しかしまだセリフの端々や事件の詳細について、モヤッとした部分が残っておりまして、それをここに書き込み、皆様の意見を聞くことで少しでも疑問が晴れることを期待して書き込んでみたいと思います。


私の意見は、他の方も考えておられるように「妄想説」に一票です。
要旨としては以下の通りです。
1・最初の「イカレ女」は、主人公浅田リョウの受験に対する恐怖が産んだ妄想の産物。
2・スミオ達3人組は、リョウの分身もしくは『理性』の姿。
以上です。




[35]
cil 2006 8/26(土) 16:48:01

詳しく述べさせていただきますと、


1・まず最初に
『いかれ女』は、マンションのいるはずのない一室から現れたりと、出現に脈絡がなく、最後までとても抽象的に描かれているので、
女が現実にいない、何かのシンボルであることが想像出来ます。また、アキコがエレベーターで登って来た時、「『普通の女性は』(来るはずがない)」と赤字で強調されています。
つまりあの女は普通の人間でない、何か特別な存在であるということが予想できます。これが『いかれ女』が妄想であるとする主な理由です。




[36]
cube 2006 8/27(日) 08:04:15

はじめましてcilさん^^
丁度ぷーさんと「誰か来てくれないかなあ」と話していたのでとても嬉しいですよー!!^^ 一緒にゲシュタルト崩壊の謎を解きましょう^^


1・最初の「イカレ女」は、主人公浅田リョウの受験に対する恐怖が産んだ妄想の産物。


なるほど、cilさんはあくまであの「イカレ女」は妄想であり、実体がない、とお考えですか。僕達は「実態はあるけど、実は全然関係ない人で、ゲシュタルト崩壊を起こした浅田リョウがそれを誤認して、自分を追いかけてくると認識した」と考えていました。でもそうであると定義すると、その他の人間もみんな実態があるということになって、後述するスミオ達のところでつまるんです^^;


>アキコがエレベーターで登って来た時、「『普通の女性は』(来るはずがない)」と赤字で強調されています。


これについては、多少強引ですけど、あの女がマンションの部屋の住人である(部屋から出てくるのでそう想像できました)以上、普通にオートロックの玄関から入って来れるかにゃあと^^; ゲシュタルト崩壊中の浅田リョウの認識は基本的に信用が出来ないと思っているので、そういう答えになりました^^ どうなんでしょうか^^;


2・スミオ達3人組は、リョウの分身もしくは『理性』の姿。


これはにゃるほど、と思いました。子供であるという事がなんのメタファーなのかと思いましたけど、浅田リョウ自身の「分身」(もしくは根源的な理性的な部分でしょうか)と考えれば、多少ゲームの雰囲気(これは崩壊している為でしょうか)から外れているのにも説明ができますよね^^
すごいです。なんとなく答えが見えてきました。




[37]
ぷー 2006 8/28(月) 07:46:06

cubeさん、毎度です。


>暗示についてちょっと真剣に考えてみました^^


暗示というか、隠喩とダブルミーニングのことですよね?
これに関しては、私とあきらさんは正反対の考え方を持っています。
私はエンタテイメントであるゲーム本作は、隠喩やダブルミーニングではなく、
筆力と物語の面白さで勝負すべきと、考えています。
「ゲームは純文学ではない」ということです。
とはいえ、仮に隠喩などがあったとしても、
それがエンタテイメントに反映されていれば、評価に値します。
ふりーむで、「ナイトパレード」「空中回廊」を褒め、
「ゲシュタルト崩壊」に辛い評価をつけたのは、それが出来ているか否か、
の差です。


ですから、そこはノーコ・メ・ン・トです。
私はあくまで本作はエンタテイメントの部分のみ、評価させて
いただくつもりです。


cilさん、はじめまして。


女と三人組が「シンボル」ですか。その可能性は高いです。
何故かって? 作者があきらさんだからです。
ただ、女と三人組が「ただのシンボル」で終わるか、
実体を持ち、「ミステリとしても成り立つ構造」を持つかで
本作の価値は大きく割れます。
私は後者を支持します。ですから、実体があってほしいです。


私はあきらさんを信じてるわ! なんて。




[38]
cube 2006 8/28(月) 18:29:47

いつの間にかすっかり顔なじみですよね^^
ぷーさんこんにちはです!


>暗喩とダブルミーニング


そか、ちょっと意味合いを勘違いしてました^^; 暗喩ですね。あきらさんもスミオに「メタファー」とはっきり言わせていました^^;


でもこのゲームってそういった「純文学的な」部分を考えるのも面白いのです^^ なんだか沢山のものが隠れてるような気がしてドキドキします^^ ぷーさんが言う「筆力と物語の面白さ」も充分に兼ね備えているように感じるのですけどどうでしょうか。実際に僕達がここで長々と議論しているということがその証明にならにゃいかなって思います^^ つまらないゲームなら無視しちゃいますです^^;
あと特に筆力については僕があまり知らないからかもしれませんが実は物凄いレベルじゃないかと思ってます。学校の場面なんか建物の構造を説明する時に、物凄く少ない言葉で解説してるのに分かりやすくてビックリしました^^;
エンタテイメントというのが本当の事を言うとよく分かってません^^; でも多角的な楽しみ方ができる作品という事を感じています。


話は変わりますけど、誤認説の所で確信を深めました^^ Scene4のマンションに入る前に、浅田リョウが物陰に隠れて道を振り返ったとき、道の向こうを女が走っていってしまいます。これはやはり通りすがりの人を女と誤認しているという大きな証拠になるのではないでしょうか^^ ジョギング中の人を見間違えたのかなと思います^^;


どうでしょうか^^




[39]
ぷー 2006 8/28(月) 21:41:37

cubeさん、こんばんは。


>筆力については物凄いレベル


ふりーむの中では、比較的上位だと思われます。
ただ、やはりプロと比べると、数枚見劣りします。
ですからLu/LaLaLa/Luさんには、さらなる成長を期待していますし、
ここで満足はしてほしくないです。
大江健三郎の「飼育」とか読むと、圧倒的筆力の違いに
「死に至る病」を味わえます。オススメですよ。あきらさん。



>ジョギング中の人を見間違えたのかなと思います


下手すると浅田視点からは、ただの木すら女に見えてる可能性が
ありますね。もはやアテになりません。
結構重度な精神障害ではないかな、と思われます。


アキコとの関係は「浅田の片想い」かもしれません。
放課後、私服だったアキコ。現実の過去回想ではない可能性があります。
そして浅田が(たしか)マンションの屋上へ続く「階段」で保護されたこと。
もしかしたら、浅田はそもそも屋上に出ておらず、屋上のシーン
そのものが、完全なる妄想の可能性もあります。
結ばれぬ片想いの相手との甘い妄想と、脅迫されるような恐怖の妄想。
心の葛藤みたいな――――


屋上の階段で、妄想に独り肩を竦めて震える少年。
――――想像すると、ちょっぴり切なくなります。



さてcilさんとかアオさんとか、戻って来ないかなー。




[40]
あきら 2006 8/28(月) 22:08:20

こんばんは。後藤あきらです。
みなさん、連日活発な議論をありがとうございます。
毎日楽しみに見させて頂いております。


さて、面白そうな話が出ていたので横から乱入です(笑)


>ぷーさん
大江健三郎は昔好んで読んでいました。彼の著作は殆ど読んでいると思います。俺が好きなのは『芽むしり仔撃ち』ですが・・・。言葉で好き勝手をやっている感覚が気持ち良いです。ストーリーも乱暴ですが、逆に惹き込まれます。万が一未読でしたら是非。
しかし、ここ数年は専ら海外文学に傾倒していましたので、また日本文学に戻るのも良いかもしれませんね。


あと、「ふりーむ中では比較的上位」とのこと。大変嬉しいです。ありがとうございます。もっともっと頑張ります!


>cubeさん
前々からちょっと思ってたのですが、褒めすぎです(笑) Lu/LaLaLa/Luは全然大したことない二人組が血反吐を吐きながらゴロゴロしてるだけです。非常に照れます。むしろ貶してやってくださいませ。製作後記で書いた通り、基本的にMですので、かえって喜びます(笑)


横やり失礼しました。
最後に私信を。
ちょっと個人的に多忙な日々が続いております。
製作日記等、更新が遅く申し訳ないです。
九月の第三週頃には落ち着いていると思われます。
アサトも頑張っていますので、見捨てないでやってくださいね。


それでは、また。




[41]
ぷー 2006 8/29(火) 17:31:23

あきらさん、お久しぶりです。とても嬉しいです。
忙しいようですね。なによりです。



>大江健三郎は昔好んで読んでいました。彼の著作は殆ど読んでいると思います。


それは素晴らしいですね。私が飼育を読んだのは高校1年の時でしたが、
その時は、あの風格と瞼の裏に浮び上がるビジュアルの美しさに打ちのめされた
ものです。――後に、それがわずか23歳の青年によって書かれたものと知り、
絶望すら感じたものです。
ノーベル賞作家と自分を比べる時点で、おこがましいのかも知れないけれど。



>「ふりーむ中では比較的上位」とのこと。大変嬉しいです。


ええ、上位につけているんじゃないでしょうか?
けれどもふりーむには、他にも将来有望株が幾人かいて、順位をつけることは
もちろん出来ません。
それに筆力だけが作品のすべてではなくて。
サンダーボルトシリーズなどは、アイデアとキャラの魅力でふりーむの
顔になっています。
ただふりーむは所詮箱庭に過ぎないので、いつまでもここで
足踏みしてはいけません。……って処女作でしたね。ゲシュタルトは。


Lu/LaLaLa/Luをこれからも陰ながら応援しています。
いつかひぐらし越えをする日まで……?
がんばれ、あきらさん、アサトさん。




[42]
cube 2006 8/29(火) 18:38:59

こんにちはあきらさん!^^
そしてお疲れ様ですぷーさん^^


>むしろ貶してやってくださいませ。


個人的に大ファンになりつつあるので貶すのは難しいですー(>_<) もう何回も言ってますけど応援してます。頑張ってください^^ お忙しいとのことですんでお体には気をつけて^^;


さあて推理の続きをしましょうぷーさん!^^
あっ!大江健三郎は読んだ事がないので今度書店に行ったら探してみます!!


>アキコとの関係は「浅田の片想い」かもしれません。


僕もそう思いますです。アキコは実在する人物のようですし、メモから浅田リョウと同じ学校と分かりますので、クラスメートではないかもしれませんが、浅田リョウが一方的にすきなのかもと思いました^^; そして甘い夢を見た。崩壊しちゃいましたけど^^; 確かに切なくなりますね……。


>屋上のシーンそのものが、完全なる妄想の可能性もあります。


僕もそう思ってました。屋上のシーンは次々とキャラが出たり消えたりしてますし、ゲシュタルト崩壊が末期まで行ってしまった浅田リョウの妄想だと考えるのが自然かなと^^ 後、メモの「調査まとめ」に、暴れだしたのが警察が着てからと書いてありましたので、階段にうずくまっていた時に片思いのアキコの姿を見てScene5の妄想をし、途中でそれが崩れて(警察が着たのが原因??)また落下する羽目になったのかと。


ここら辺は多分もう確定で良さそうですね^^
確かにcilさんとアオさんにも来て欲しいです。
三人寄れば何とかーって言いますし、面白い解釈が出てきそうですよね^^




[43]
cube 2006 8/29(火) 18:42:34

連投ごめんなさいです^^; 書き漏らしちゃいました。


>サンダーボルトシリーズ


これは僕も大好きです^^
いっつも飛んじゃってますよね^^;
インパクトがすごいゲームだと思いますです^^




[44]
ぷー 2006 8/30(水) 01:17:36

cubeさん、こんばんは。


>浅田リョウが一方的にすきなのかもと思いました


片想い、切ないですね。
私、少女まんがが好きなので、そっち方面から攻められると弱いです。
ひぐらしでも目明し編が一番共感できたり。
他の人は鬼隠し編が一番って言うんですけど。


あと大江健三郎は生粋の純文学作家ですので、一般の人が読んでも
面白くないかもしれません。もの書きなら読破必須ですが。


>ここら辺は多分もう確定で良さそうですね^^


さてさて、「アキコへの片想い」「ラストシーンは妄想」の
ピースが揃った所で、いよいよゲシュタルトの全体像が見えて
来ました。
私たちの崩壊したゲシュタルトが全体性を手に入れる時です。




[45]
ぷー 2006 8/30(水) 01:18:25

ゲシュタルト見解
仮定1 浅田リョウは、「恋が上手く行かない」「受験」その他諸々の
    理由で切迫した精神状態にあり、現実逃避願望がある。
   
仮定2 浅田リョウはゲシュタルト崩壊後、あらゆるモノが自分を
    おとしいれようとするモノと誤認する。


現実
謎の女の正体→いろいろなモノを誤認している。監視員、ジョギングetc
女などそもそも追ってきていない。逃げる浅田が問題。
謎の着信音→鳴っていない。もしくは監視員の携帯電話。
三人組の正体→秘密基地に案内しようとした?(不確定)
アキコとの関係→浅田の片想い。アキコからの着信がある為、
        それなりに親交はあったと思われる。
アキコは何故私服?→現実の過去回想でないから。
屋上の出来事→出ていない。階段で独り妄想を募らせていた。
ライター→勘違いさん。ひぐらしで言う「大石蔵人」


浅田視点妄想(心理学的比喩)
謎の女→自分を追い詰める何か。正体不明の恐怖。
三人組→自嘲の念。
   「君は何もわかっちゃいない(逃げてばかりで)」
   「何故戦おうとしなかった(救いを求めるばかりで)」
アキコ→付き合って2ヶ月の彼女。
屋上の出来事→恋(あるいは失恋)受験など、あらゆるモノに
       責め立てられる限界の精神の投影。
落下→自責の念(連中)に押しつぶされ、おそらく気絶した。


と言う浅田の涙ぐましい青春物語では? cubeさん。




[46]
cube 2006 8/30(水) 19:16:18

ぷーさんこんばんは^^


まとめをありがとうございます^^ おかげで自分の中でも随分分かりやすく整理できました。仮定も含めて、まとめてくれた内容で僕は何も依存ありません。ゲシュタルト崩壊した僕達の思考ももうすぐ正しい認識を取り戻すんですね^^ ライターの説明の所で思わず笑っちゃいました。大石ですね、にゃるほどです^^


受験問題に端を発した浅田リョウの物語は結局精神衰弱と、転地療養の開始によって終わるんですね……。彼の今後はどうなるんでしょうか。アキコへの思いは結実するんでしょうか……。


そうそう。学校のシーンで「女が校内にまで追いかけてくる」というのが、監視員の物であるという確証を得ました。校門を乗り越える時、浅田リョウが「夜間警備システムがあるかもしれないから、人が来るかも」と言ってますよね。多分、これが作動していて、学校と契約している警備会社か何かの人が来たのを女と見間違えたんだと思います^^; 警備会社の人なら、その後校内に侵入してきて教室を検めたのも納得できますし、マスターキーを持ってるでしょうから侵入時にそう派手な物音もしませんよね^^ 浅田リョウは教室に隠れていたので開錠の音くらいなら聞き逃すかもしれません。窓を割って入ってきたら流石に分かると思いますけど^^;


三人組の正体だけがまだ謎ですけど、僕は今の段階でかなり満足な答えを得られたと思います^^ さて、答えが出てしまいましたけど、今後はどうしましょうか^^; あきらさんの降臨を待つしかないのかにゃあ^^;




[47]
cube 2006 8/30(水) 19:23:21

また書き漏らしです(>_<;) 自分でイヤになります。
雑談になってしまいますけど許してくださいねあきらさん^^;


僕はひぐらしでは一番罪滅ぼしが好きでした。珍しいと言われます^^; 僕はひぐらしを問題編が出揃った辺りで推理不可能だと思ったので後は普通に物語を楽しんでいました。ぷーさんが言ってたとおりキャラが物凄く良いので、それでも楽しめたんですね^^


大江健三郎についてはあきらさんも読んでるみたいですのでがんばって読みたいと思います^^; 純文学ってあまり詳しくないのですけど井上靖とかでしょうか^^; 井上靖は好きですので、あんな感じなら楽しめると思います^^


気がついたらもう半月くらいここで毎日お話してたんですね。こんなに頭を使ったのも久しぶりです^^; とても楽しい時間でした。Lu/LaLaLa/Luのお二人と、一緒に議論をしてくれたぷーさんをはじめとするみんなに感謝感謝ですよー!!^^




[48]
アオ 2006 8/30(水) 23:44:28

cubeさん、ぷーさん始めまして。
推理が今かなり詰めに差しかかってるのには驚きました。立派な推理をなるほどーっと感心しながら読まさせていただきました(笑
ちょっと気になった言葉を私も挙げ手みたいと思います
あまり触れらなかった私的取材メモ4の中の女子高生の言葉から
答えが、がないから。正しい物がなにかなんて結局誰にも説明できなし、代わりに放り投げられる快楽はとても儚いもの。
これって当然ライターに向けてと考えられますが見方を変えてプレイヤーに向けたのなら・・っとまたすこしくだらない仮説をひとりで勝手にたててしましました。^^;しかしあの三人組はかなり厄介で妄想をはじめさまざまな捕らえ方ができそうなのでこういう見方もありなのかなと。考え方ではかなりの極論になってしまってますね。素人が横から発言していることを申し訳なく思っています。cubeさん、ぷーさんをはじめ推理をがんばっている方々に私からもエールを!(笑
それとあきらさん、たいへん遅れましたがread meに私なんかの名を載せてくださりありがとうございます。見たときは一人で爆笑してました。ほんとに喜ばしいことです(笑


それでは失礼いたします。




[49]
アサト 2006 8/31(木) 00:12:04

あきらではなくてすみませんが…。
こんばんは、ぷーさん、cubeさんはじめ来て下さっている皆様。
お久しぶりです。水野アサトです。


ぷーさんとcubeさんを中心に議論がかなりのところまで深められて行く様子を、楽しみに拝見させて頂いております。
ぷーさんが遂にまとめまで提示して下さいましたね。
非常に解りやすく書かれていると思います。
かなりの思考、そして議論の集積が窺えて、製作者の一人として嬉しい限りです。
私は内容に関して言及できる立場にありませんが、
プレイしてくださった方一人一人がこんな風に自ら考え、議論し、納得のいく部分は取り入れて、自分なりの答えに至る作業を楽しんで貰えたら、と思っています。


本来、本もゲームも他の表現物にしても、作り手と受け手の間にある溝が解釈の幅を許し、またそこにも面白味があるものだと私は思うのです。
そういった楽しみ方が出来る方には、純文学は割に面白いものだと思いますよ。書き込みを拝見していると、cubeさんにとっては純文学もかなり楽しめる分野ではないかと感じます。


さて、ひぐらしの祭囃し編を机の引き出しに眠らせたままの私ですが、
あきらの方もこのところ大分忙しいようです。
私が出てきたところで議論は深まりませんが、議論の合間の雑談程度に顔を出してみました。
それでは失礼いたします。引き続きお楽しみください。




[50]
ぷー 2006 8/31(木) 01:31:33

cubeさん、こんばんは。
正答か否かは別として、私たちは一つの解に辿り着きました。
三人組の正体こそ曖昧ですが。
あとは、あきらさん待ちかもしれません。
アオさんのように、乱入してくれると話も続くのですが。


罪滅ぼし編が好きですか。たしかに珍しいです。
でもひぐらしの中でもっとも熱かったのが罪編ですからね。
あとレナのゴミ集めの伏線、よく使ったなと思いました。


井上靖も純文学ですね。少しテイストは違いますけど。



アオさん、お久しぶりです。
「答えが、ないから」
これはアサトさんの書き込みを見る限り、
「答えは無限にある」の裏返しだと思います。


とはいえ「答えが、ないから」は
完全なダブルミーニングです。もう一つの意味はなに?
それは浅田自身のことを指すのでしょう。
浅田は常に外部に答えを求めています。
なぜ女は追ってくるのか? その理由を探ることが今作の主題。
しかし実際は、女など追ってきてはいなかった。
だから女が追ってくる理由をいくら探しても、無い。
答えなど、ないのです。




[51]
ぷー 2006 8/31(木) 01:32:02

アサトさん、はじめまして。


素晴らしい演出でしたよ。あきらさんの楽曲と共に
ふりーむでも、ほとんど絶賛で。処女作としては
大成功だったのではないでしょうか?


今作に関しては、最終的に二回読ませてもらいました。
一回目は速読。二回目は普通に読みました。


正直、一回目の感想は「問題作来ちゃったよ…」で。
でもどうも惹かれるものがあって、ここで最後まで
議論することになったのですが。


今作をゲームと見るか、形而上学的な純文学と見るか、
私の方でも戸惑いがありました。
最終的には半々てことになったのですが。
しかしフリーゲームで半月も話し合ったのは、
初めてです。
あと二回読んだのも「空中回廊」に次いで二度目かな。
ともあれ、素晴らしい作をありがとうございました。


ひぐらし祭囃し編は、竜騎士07さんの底力を見れる作に
なっています。皆殺し編で「ネタ尽きたな」と思ったの
ですが、最後の最後に魅せてくれます。
しかしプレイ時間12時間くらいかかるので、お気をつけて。


お忙しいなか、ありがとうございました。




[52]
アサト 2006 8/31(木) 07:03:54

>アオさん
お久しぶりです。五目御飯時代から長くお付き合いいただき、本当にありがとうございます。
アオさんはじめ、作品を応援してくださった方々に恥じない物を製作していく所存です。よろしければこれからもそれとなく見守ってやってください。


>ぷーさん、cubeさん
そういえば挨拶もまだでしたね。大変失礼いたしました。
改めまして、初めまして。ずっと議論を追いかけていると、ついつい既知の仲であったかのように錯覚してしまいます。
お二方の鋭い推理と貴重なご意見、毎回ありがとうございます。過分なお褒めの言葉まで頂いてしまって、汗顔の至りです。私達は二人とも叩かれて伸びるタイプだと自認しておりますので、忌憚の無いご意見もどんどん頂けたら嬉しいです。


お邪魔しました。それでは失礼いたします。




[53]
cube 2006 9/ 1(金) 20:35:12

アサトさん初めまして!!^^
ごくろうさまです^^
お二人とも忙しそうですね^^;


ゲシュタルト崩壊をやったことは僕にとって今年のベストテンに入る大きな事件でした^^ フリーゲームって結構多くやってるんですけどこんなにハマったのは初めてですよー^^ アサトさんの背景が物凄く怖くてゾクゾクでした!!
応援しつづけますので頑張ってくださいね^^


ぷーさん。
罪滅ぼし好きはやっぱり珍しいですか^^; ぷーさんが言った通り、あの話はとにかくキャラがみんな頑張ってて、特に今まで情けなかった主人公がすごくカッコよかったんです。ひぐらしのキャラや雰囲気が好きな僕にとっては一番思いで深い話になりました^^


あきらさんはお忙しいみたいですね。降臨を気長に待ちますよー^^




[54]
あきら 2006 9/ 3(日) 09:23:38

おはようございます。後藤あきらです。
みなさんありがとうございます。
多忙の為、書き込みができず申し訳ありませんでした。


ぷーさんとcubeさんがとうとう一つの答えに辿り着かれたようですね。大変お疲れ様でした。そしてありがとうございました。毎日こっそりと拝見させて頂いていましたが、疑問点をあげ、仮定し、それを検証していく過程を、俺も共に楽しませて頂きました。途中で書き込まれたcilさんやアオさんの書き込みも「なるほど」と思わせてくれる内容で、感心してばかりでした。


掲示板にではなく、直接メールでご自分の回答を送ってくださった方も幾人かいらしたのですが、皆さんともに考察が驚くほどに深く、ある方などは、本作における主人公が『高校三年生』であることや『17歳』であること等にも着目されて、ただ、個別の事象のみならずその背景にまで言及してくださり、製作者としてこの上なく嬉しく思いました。


相方であるアサトが言っていましたが、『作り手と受け手の間にある溝が解釈の幅を許し、またそこにも面白味がある』のだと俺も思います。認識が主観上でしか行われない以上、溝は必ず存在し、またその部分が何らかの可能性ともなるのだと感じています。


さて、ここで製作者側の解答を書いてしまったものかまだ迷っています。これからプレイする方もいらっしゃるでしょうし、何より、プレイ後に考察してくださるかもしれない方が、俺の書き込みを読んで、納得してしまわれるかもしれません。それは残念に思うのです。ここまで皆さんによって書き込まれた内容を始めから読んでいけば、初見の方でもある程度、思考の道筋は得られるように感じます。そして、もしそうであるなら、俺はその自主性に任せてしまいたいのです。


崩壊した全体性を、個別に認識しなおした後に、もう一度統合する。崩壊は「本能的(先天的)認識」によって引き起こされ、再統合は「経験的(後天的)認識」によって行われます。五感を弄するものは、ある一点では理性であり、またある場合では主観であるかもしれません。どうすべきかは、俺にはまだ分かりません。皆さんのご意見を頂けたらと思っています。


それでは、また。




[55]
ぷー 2006 9/ 3(日) 13:21:57

あきらさん、こんにちは。


解の発表については、個人的には製作者側にすべてお任せします。
私が口を挟むことではありません。


私たちが辿り着いた解は不完全で、まだ推理の余地がありますし、
けれども逆に、手っ取り早く解を知りたい人が見れば、
「ああ、なるほどな」くらいに思えるほど、まとまってもいます。
これより深みに行くのは個人の自由。
それでいいと思っています。


とは言え、ぜひそのメールの方の解も拝見してみたかったものです。




[56]
cube 2006 9/ 4(月) 20:04:16

あきらさんお疲れ様ですー^^


僕もぷーさんと同じ意見ですよ!!^^
ともかく僕達の答えは出ましたし、十分すぎるくらいに楽しめました。僕達の推理が他の誰かの推理の助けになれば良いです^^ 本当に素晴らしいゲームをありがとうございました!! あきらさんとアサトさんのお二人に感謝感謝です^^


ぷーさんへ。
メールで考察された方の推理はどういう感じだったんでしょうね^^;
背景についてはあまり議論できなかったので僕も気になります!!




[57]
あきら 2006 9/ 5(火) 06:12:32

ちょっと私信めいた連絡ですいません。


アオさんへ。


頂いたメールに返信しようと思いましたところ、
記載されていたアドレスに誤りがあったのか、
届かずに帰ってきてしまいました。
お手数ですがもう一度ご連絡ください。


連絡は以上です。


さて、以下は皆さんへです。
ありがとうございます。メールを頂いた方に了解が得れればここに転載する事も可能なのでしょうが、こちらから転載しても良いか確認してみますね。もしダメだった場合は申し訳ありません。


それでは、また。




[58]
あきら 2006 9/ 8(金) 18:58:10

先日お話した、メールで感想を下さった方の推理の、転載許可がおりましたので、こちらで記載させて頂きます。感想を下さったのは「ぽんた」様です。なお、ぽんた様の同意を得た上で多少編集しています。また、大変長い感想のため、文字数制限に引っかかってしまいますので、前後編に分けたいと思います、予めご了承ください。


-------------------------


(前略)


ゲシュタルト崩壊とは、捕らえ方を変えれば、対象を定義し直す機会だと考えることが出来ます。浅田リョウにとってこの出来事は彼自身を再定義する最良の機会でもあった。つまり、「追いかけてくる女」に立ち向かうこと(リスクを負ってでも何かを為そうとすること)で彼はこれまでの自分とは違う自分を定義することが出来るはずだった。三人の少年たちは諦め半分ながらも、それでも彼がそうすることを望んでいた。だから彼の前に現れた。少年たちと遭遇し、彼らに付いて行くのか、それとも逃げるのかの選択肢を迫られるシーンは、何かにすがってでも現状を変えようとするのか、それともただ逃げ続けるのかという、浅田リョウの陥った日常に対する問題提起そのもの。


現状を打破すべく助けを求めた場合。
少年たちは言葉の通り浅田に安全な場所を与え、どうして戦わないのかを問う。そこで初めて、浅田は可能性を左右する舵が自身の手の中にあることに気づく。浅田は前を向き、自らの手で未来を掴むことを考え始める。少年たちは浅田を、遠まわしにではあるが後押しする。しかし浅田リョウは少年たちを信じ通すことが出来ずに、最後に彼らを否定する。浅田に否定された少年たちは力を失い、「安全な場所」を維持することが出来なくなり、追いかけてきた女によって殺される。それは浅田自身の死にも直結していた(何ものにも立ち向かわずに漫然と日々を過ごし、自分の中にある可能性を抹殺し続ける人生は死に等しい、という意味合いか)




[59]
あきら 2006 9/ 8(金) 18:59:12

後編です。


----------------------------


三人の少年とは、まだ自分という存在の可能性を信じていたころの自分、何でも出来るし何にでもなれると信じていた頃の自分、という幼い日の浅田リョウのメタファーと考えられる。ただ、幼いころの自分とするには、あまりに大人びていて、すべてを知った存在として扱われているので、もっと象徴的な意味合いを持っているのか。


前述の選択肢において、それらにすがることなく、ただただ逃げること、現状にすがることを選んだ浅田は、さらなる妄想の中へと沈んで行く。
アキコを求める気持ちからか、彼女によく似た女性(おそらく)に優しくされ世話をやいてもらうという、幸せな妄想の中へ。しかし、逃げるだけの人間に幸せが訪れることなどなくて、それらはやがて終わりを迎える。浅田はさらに逃げる。そうして屋上に辿り着く。


浅田を救おうとした少年たち(可能性、希望の象徴?)にも、追いかけてくる女たち(失敗への不安、拒絶への恐怖、そういったものの象徴?)にも嘲笑われながら、浅田リョウという人格は終わりを迎える。


同じ夜にマンションから飛び降りて死んだ少年、というのは、おそらくいつまでも身元不明のままだったのではないかと思います。その場所で死んだのは、浅田リョウの中に在った可能性(少年たち)なのではないかな、と。それらを失うことで、浅田リョウは自失してしまった。そうして、彼が自分を取り戻すことは、おそらく、もうない。それが物語の結末。


(後略)


----------------------------


以上です。ぽんた様、大変ありがとうございました。大変興味深い考察であると思います。




[60]
ぷー 2006 9/ 9(土) 04:26:24

あきらさん、お疲れ様です。そして久しぶりです。
私は許可は下りないと踏んでいたので、(許可出すくらい
なら掲示板に書き込んでいる)許可が下りたのは意外でした。
ぽんたさんありがとうございます。
とは言え立派な意見をお持ちなら、参加すべきですよー。
安心してください。苛めたり、痛くしたりしませんから……クスクス。


>ゲシュタルト崩壊とは、対象を定義し直す機会
大変面白い意見です。参考になります。


ただ残りは、私個人としては賛同しかねます。
「〜の象徴」と「〜の象徴」が、という形而上学的な観点からでは
ミステリとして成り立たない(作者の都合でどうとでも
なってしまい、不可思議な現象を現実として推理できない)
ため、作品価値が下がってしまうのです。


ましてや、この作品は「ひぐらしのなく頃に」の骨格を意識的に
取り入れた(って書きましたよね! あきらさんッ!)作。
ですので、実体は有る。そう信じています。
ひぐらし解で「実は魅音もレナも実在しませんでした」じゃ
泣きますよね。


とは言え、とは言え!
ほとんどの人が「実体無し」説を唱えるのです!
これは由々しき事態ですッ!私のゲシュタルトが崩壊しそうです!
実際ぽんたさんの説だと、三人組の心理背景がしっくりいくッ!
これは一大事ですッ!


―――と、最近読んでるライトノベル「撲殺天使ドクロちゃん」風
の文体でお贈り致しました。




[61]
ぷー 2006 9/ 9(土) 05:04:15

――――追伸。


八月のに描いた原稿、没になりました。
すごい酷評でした。怒られてる内が華といいますが
辛かったです……。一生懸命描いたのになあ…。
さらに編集部で、他の作家が掲載枠取ってた
のが腹立ちました。――いや、劣等感というべきか。
ともかく腐ってないで、次を描く事にしました。
いままた、製作中です……。


あきらさんも、絶対この先、苦しいことがたくさん有ると
思います。産みの苦しみもあると思います。
酷評もたくさんされると思います。
(主に酷評してるのは私ですが)
でもお互いくじけず頑張りましょう。


負けない事、投げ出さない事、逃げ出さない事、信じ抜く事です。
ネバーネバーネバーサレンダーです。


それでは! 雑談すみませんでした。




[62]
あきら 2006 9/ 9(土) 06:33:23

おはようございます、ぷーさん。
後藤あきらです。大変お疲れ様です。
こちらの多忙は後一週間ほどで落ち着く予定です。


ぽんたさんですが、メールで転載願いを出した所、快く許可を下さいました。こちらの掲示板も時折覗いているとのことです。ゲシュタルト崩壊を製作していたときのこちらが想像していた以上に沢山の方が、様々な方法で作品をプレイし、楽しんでくださっているようで、製作者として大変嬉しく、また光栄に思っております。


また、ぽんたさんや、他に感想を下さった方にも幾人かいらっしゃったのですが、今作をミステリやホラーと位置付けていない方も割合多くいらっしゃるようです。特にぽんたさんは、私が編集してしまった部分に『形而上的な解釈になります』と、ちゃんと断ってくださっていました。独断で編集してしまい、分かりづらい内容になってしまいましたね。申し訳ありません。


また、ひぐらしの方法論を取り入れた、と、確かに以前書きました。ちょっと書き方がマズかったかな、と今では思っています。これは、「おかしな女に追いかけられる」という設定的なことと、「メモ機能(Tips機能)」を取り入れた、というシステム的なこと程度の意味でしかありません。分かりづらい書き方で申し訳ありませんでした。


とはいえ、「全ての状況には理由がある」とも書きました。ぷーさんが懸念されている実体があるかないか、につきましては、「あります」とだけお答えしておきます。ですがこれはあくまで作者側の答えですので、プレイした方によって答えが丸っきり異なっていたとしても、むしろ嬉しいことだと思っています。


長々と書いてしまいました。どうも、こちらで内容を編集してしまったのが良くなかったようです。申し訳ありませんでした。


ぷーさんもお仕事が大変ですね。きっと全身全霊で打ち込んでいらっしゃるのだと思います。『負けない事〜』は大切だと俺も思います(大事MANブラザーズバンドでしたっけ?)。産みの苦しみの果てにある、大きな喜びを求めて、お互いに挫けずにやりぬきましょう!


それでは、また。




[63]
cube 2006 9/ 9(土) 17:38:00

お久しぶりですあきらさん^^
メール感想の転載をありがとうございます!!
ぽんたさんにも感謝ですよー^^


ところでやっぱりスミオ君たちには実体があるのですね^^; うーん。もう少し考える余地があったのでしょうか。実はもう一つだけ判然としていないこともあったりします^^; アキコからの電話の部分です。学校で着信していないなら、着信履歴が残っていたのはどうしてなのか、そしてScene5の学校で、着信履歴と同じ16:24にアキコから着信があったのはなぜか。どこまでが本当でどこからが妄想なんでしょうか。もうすっかりゲシュタルト崩壊ですよー^^;


そういえば最近気がついちゃったんですけど、ゲシュタルト崩壊って言葉を日常的に使うようになっちゃいました^^; これもそれもあきらさんのせいですよー!! なんちゃって^^


今後もどんどん他の人が来て、自分の考えを教えてくれるといいですね^^ 僕達だけじゃ気付けない事もきっとあるです。メールの方の推理(というか考察なのかにゃあ^^;)もスゴク面白かったです!! ゲシュタルト崩壊をただの認識論的な話からレーゾンテートルの領域まで拡大するなんて尊敬します^^ 他にもすごいことを考えている人がいっぱいいそうですよね^^;


最後に雑談しちゃいます。許してください〜><
ぷーさんは本当にお仕事が大変そうです^^; どうか挫けずに頑張ってください!! ここで深い考察をされたぷーさんですもん、きっとイイ仕事ができますよー^^
それと、大江健三郎買いました^^ 死者の奢りってタイトルの単行本で、ぷーさんが言ってた飼育も入ってます^^ まだ読み初めですけどスゴク面白いです。死者の奢りの最初の描写で「うひゃあ」ってなりました。紹介してくれてありがとうございますー^^


でわでわ^^




[64]
cube 2006 9/ 9(土) 17:43:15

失敗です(>_<)
アキコの電話の所ですけど、間違えちゃいました^^;


学校で着信があったのに、云々の所は勘違いで、Scene3で浅田リョウのケータイに16:24にアキコからの着信履歴があり、更には妄想とはいえScene5でも同時刻に着信があったのに、アキコはリョウのことを知らないようですし、メモの「調査まとめ」ではリョウに彼女がいない事になっているのが、どうしても分からないのでした^^;


アキコって結局誰なんでしょう。それとも16:24にあった着信すらも、浅田リョウの妄想?? ここがしっくり来ません^^;




[65]
ぷー 2006 9/ 9(土) 18:47:23

やはり、実体はありますか!


と、言うより、「二重構造」になっている、と
言った方が適当かもしれませんね。


ひとつは、ぽんたさんの言う形而上的な部分。
もうひとつは、本丸である、ミステリ部。
重複構造は純文学作家の常套手段なので、この作品もそうかなと。
あと、あきらさんは「すべてに理由がある」と言っている事。
これはどんな不可思議な現象も推理次第で解けると言う事。
これは読者として凄く安心できることです。


ちなみにふりーむで佳作認定だしておきました。
いらないかも知れないけど(笑
私に出来ることは、この作を推すことだけですから。
あと「忌憚なき」批評も入っています。


cubeさん


>アキコからの電話。
交流はあったのではないでしょうか?
ただ、一日一回の着信なので、恋人同士と呼ぶには
倦怠期で無い限り疎遠ともいえるでしょう。
ただのクラスメイト、その程度ではないでしょうか。


私は、マンションの妹がアキコと同じシルエットなのは
浅田がアキコと重ね合わせてると認識しています。


>スミオたち
実体持ってるとなると、手ごわいですねー。
このへんの解をどうさばいてるか、同じ物書きとして
気になります。


>仕事大変そう。
初投稿で賞に引っ掛かったのですが、
それからがキツイですね。もう十数回没出されてます。
ただ生きがいなので、頑張ってます。極貧ですが。




[66]
miー 2006 9/ 9(土) 23:49:09

はじめまして、miーという者です。


三人組が重要に見えますね。ポジションで言うならひぐらしの大石警部でしょうか。
この三人組は主人公の妄想だとして、プレイヤーに対する崩壊を起こさせているのではないのかと考えてみました。


強引ですが三人組が殺されたのは主人公が狂った女と認識していた人物ではなく、主人公の妄想で狂ったように見えたのではない本当に狂った人だったというのはどうでしょうか。主人公が感じた血とかは自分自身の血で、三人組が消えたのは主人公が実際に体に怪我を負うことによって誤認が正しくなった、もしくは三人組は主人公のシンボルでしかなく本体である主人公自身の体の一部が怪我を負うことで、あくまで主人公のシンボル、主人公の一部でしかない三人組が消えてしまった。というかなり無理やりな考えですがどうでしょう?わかりにくい説明に成ってしまいました。




[67]
ぷー 2006 9/10(日) 02:55:47

miーさん、はじめまして。歓迎します。


>主人公が感じた血とかは自分自身の血で


いきなり核心を突いて来ますねぇ。
確かに、主人公が認識した「血の味」。
これってすごく重要な伏線なんですよね。
そしてもっと重要なのが、「誰の血であるか」なんです。



>本当に狂った人だった


これ、面白いです!
「ゲシュタルト解 その2」
コーイチ「あれ……? スダ? どこに……」
後ろを振り向くと、酔っ払った女がビール瓶を振り回していた!
女「あぁたしはぁ! まだ呑めるわよぉぉう!!!」
浅田「うわぁあぁぁぁ!!!!」
以下、撲殺。



>三人組は主人公のシンボルでしかなく


逆にここは厳しいですね。
cubeさんが以前書き込んだと思うんですが、
スミオの語彙が浅田のそれを超えているんです。
要するに、スミオが浅田の分身だとしたら、
浅田と知性レベルが一緒でなければいけないのです。
とは言え、引っ掛かることが一つ。


……何故わざわざ「三人組」なのかな? ……かな?


スダとコーイチはそれぞれ個性が異なるので、スミオと合わせて、
浅田内面の多面性を強調する手段として、三人組にした可能性が
あります。
でも、それにしてはスミオだけが飛び抜けているかな?




[68]
miー 2006 9/10(日) 23:32:17

こういうのに書き込みするの慣れていないので文章がおかしくても目を瞑って頂けると幸いです。


スダ、コーイチ、スミオは浅田がインターネットのサイトで崩壊を起こす前の分裂した姿ってのはどうですか。ようは冷静な浅田ですね。
 コーイチが「まだ気づかないのか…」とか言っていたのは浅田自身がコーイチ達が浅田の別の面だと気づいていなかったから。ドッペルゲンガーの複数版みたいな感じです。


 これなら浅田の幻覚なのに崩壊後の浅田より知的でも理屈が通るかも。浅田よりコーへイ達が知的に見えたのは浅田がゲシュタルト崩壊を起こした後だから。そして、崩壊前の浅田と幻覚が入り混じったのがコーへイ達。
なんだかこれも強引ですが。
 




[69]
ぷー 2006 9/11(月) 04:38:46

miーさん、おはようございます。徹夜明けでメロメロのぷーです。


>スダ、コーイチ、スミオは浅田がインターネットのサイトで
崩壊を起こす前の分裂した姿ってのはどうですか。


ふーむ。非常に面白い見解です。正直驚いています。
タイトルが「ゲシュタルト崩壊」だけに、これは重要な意味を持ちます。
浅田がネットのサイトを見て、「浅田、スミオ、コーイチ、スダ」の
四つの人格に分裂してしまった。(全体性を失った)
スミオはその「知性」を司る部分である。
確かに、これならば浅田がスミオより知性が低くても通ります。


以前、多重人格説を唱えて、cubeさんから
「浅田の意識が連続しすぎている」と突っ込みが入ったのですが、
逆に言えば「浅田の意識が連続しすぎている」と言う矛盾を
上手く説明できれば、なんと三人組の正体ははっきりします。


多重人格は他人格同士での会話は不可能なのですが、
多重人格に近い別の精神障害(ゲシュタルト崩壊という精神障害?)なら
会話は可能。すなわち、スミオ、スダ、コーイチは「浅田リョウ」という
肉体を持っていることになります。


「浅田のシンボル」などと言う象徴的な形ではなく、
確固たる「肉体」を持った現実的な存在として。
あきらさんの「実体はある」をクリアします。


そうなると、襲われて血を流したのは、浅田本人で確定。
襲ってきたのは、酔っ払いでも通ります。
miーさん、すごいです。パチパチ!


>ドッペルゲンガー
現実にある現象としては、「自分の容姿」を見る現象とされてる
ので、ドッペルゲンガーと会話は出来ないかも……。




[70]
ぷー 2006 9/11(月) 04:39:16

「ゲシュタルト解 その3」
酔っ払い女「なーに? あの男の子? 一人でブツブツ言って……」


浅田「…君はなにも解っちゃいない」
浅田「…ガキは帰れよ!」
浅田「…よう、スダ!」
浅田「…なぜ戦おうとしなかった?」


酔っ払い女「おねーさんも混ぜてー!!」
ビール瓶で撲殺。


あきらさん、ほんと、ごめんなさい。




[71]
miー 2006 9/11(月) 18:48:29

こんにちは、miーです。


>ぷーさん
 ゲシュタルト解のシリーズ(?)がつぼに嵌りました。ドリフくらいうけました。


 今回は秋子についての見解です。秋子と浅田の関係は恋人同士ではないとメモ(でいいんですかね)とありましたね。しかし、浅田は二ヶ月(うろ覚え)前から付き合いだしたと思っています。そして浅田が崩壊を起こした元凶として有力なインターネット。ここまで言ってしまうと何を言いたいのかわかるかもしれませんが、秋子はゲシュタルト崩壊のサイトを教えた本人、もしくはサイトの管理人。それなら秋子が何かを知った風に言っていてもおかしくは無いと思います。
浅田の近くに居た理由は浅田を崩壊していくのを観察していた。いつもながらアレな考察ですが、はっきりしなかった秋子のポジションも固まるかと。秋子としては観察対象と付き合っているつもりはなかったから警察に恋人なしだと判断された。


 なんだか秋子の存在がつかめなかったのでかなり勢いで考えました。秋子の取材時の台詞から浅田リョウには何かを信じてもらいたかったようにも思えます。


 長文になりました。




[72]
miー 2006 9/11(月) 18:53:32

ってそれほど長文じゃないですね。




[73]
ぷー 2006 9/11(月) 20:49:45

miーさん
アキコ黒幕説ですか。
強引で大胆で面白い説です。私、こういうの大好きです。


私の意見としては、アキコ黒幕説はハナマルです。
何故なら、多分、この解は作者のあきらさんも想定してない解
だからです。(想定してたら、ごめんなさい)


何故かって? 
……だってこの作品には「黒幕」がいないから、なんです。


この作が「ひぐらしのなく頃に・鬼隠し編」と酷似する部分の
一つに「黒幕」が存在しない、という特性があります。
黒幕…要するに犯人は三つの条件を持っていないと成り立たない
んです。……その三つとは、
1.動機
2.犯行のチャンス
3.物的証拠
この三つです。……2と3はネットという手段を用いることによって
誰にでも当てはまります。―――が。
「動機」を持っている人間がアキコを含め誰一人いないんです。


これは書き手側からの観点なのですが、犯人となる人物には
あらかじめ、その動機となる台詞や描写を作中に入れなければ
ならないルールがあるんです。
ですから、アキコが黒幕なら、あきらさんは読者に対し、
アキコが浅田リョウを実験体に使っている、という
含みをほのめかさないと、いけないんです。
追加メモで「アキコの日記」とかね。


しかも、浅田の通っている学校では、浅田に限らず失踪者やら
家出者やらがたくさん出ているようです。
これは、「浅田に限らず不特定多数の人間が陥る現象」と言う
メッセージにも取れます。


ですから、黒幕アキコ説は、少々無理があります。
しかし、私個人としては、アキコが黒幕だったらゾクゾクするほど
面白いです。miーさん、パチパチパチ!!




[74]
ぷー 2006 9/11(月) 20:51:11

―――追伸


cubeさん、どうしてますか?
ちょっと淋しいです。




[75]
cube 2006 9/11(月) 21:37:16

こんにちはぷーさん。そしてmiーさんいらっしゃいませ^^
新しい人が来てくれて嬉しいですよー!!^^
それなのに僕はちょこっと野暮用があって忙しくしてます^^;


miーさんの推理を見させてもらいましたー^^ 一つ一つがみんな斬新で、とても面白いです!!^^ 視点を変えるだけでこんなにも答えが違ってくるのかにゃって驚き桃の木です^^;


アキコが黒幕だっていうのは初回プレイ時にちょっと考えました。二回読んだ時にちょっと厳しいかなって自分では結論を出してたんですけど、改めて言われると一瞬揺らぎますー^^; でもぷーさんの言われるとおり、動機がはっきりしないにゃってのが僕の結論です。ビックリするくらい緻密に書き込まれてるあきらさんのシナリオですので、そういった要素があるのなら、せめて匂わせるような表現があっても変じゃないなあと思いますー^^;


ぷーさんへ。
あきらさんはどの程度までの解答を想定してたんでしょうね。なんだかアキコ黒幕説も含め、ほとんどを想定してそうな気もしちゃいます^^; 僕達が今こうやって議論しているのも最初から分かってたりして^^; なんだかすっかりあきらさんのファンになりつつあるcubeでした^^




[76]
miー 2006 9/11(月) 21:51:53

cubeさんはじめまして。


やはりぷーさんもアキコ黒幕説には無理があると思いますか…。この作品で一番立ち位置がわからないと言うか不安定に感じるキャラクターがアキコなのでどうとらえるか悩むんですよね。


 ぷーさんやcubeさんはアキコはこの作品でどのような存在だと思われますか?




[77]
cube 2006 9/12(火) 06:15:15

今朝はなんだか涼しくて目が覚めちゃいました^^;
おはようございますですmiーさん^^


アキコの位置付けですかあ。うむむ^^; まず僕はこのゲシュタルト崩壊っていうゲームの主旨の一つとして「プレイヤーを騙すぞー」っていうのがあると思います。an epilogueのテレビが一番分かりやすいですけど。アキコもそんな騙してやるゾッていうのの代表的な一例なんじゃないかにゃって思いますよー^^ 多分ただの同級生で、浅田リョウが一方的に恋しているとかそんな女の子だと思います。電話の着信履歴やメモにまで出てきて芸が細かいですけど、そんなに深い意味は無いんじゃないでしょうか。むしろ、そういった個別のことに囚われて全体性を崩壊させるのがあきらさんの狙いのようにも思いますです^^


どうなんでしょうか。ぷーさんはどう思います??^^;




[78]
ぷー 2006 9/12(火) 19:38:13

cubeさん、お元気そうで安心しました。
>あきらさんはどの程度までの解答を想定してたんでしょうね。


おそらく相当多数の解答を想定していたと思いますよ。
読者よりも作者の方が圧倒的に有利ですから。
とは言え、予想外の解もあったでしょうね。



miーさんへ


>アキコ黒幕説には無理があると思いますか…。


多少強引な方が面白いのが推理です。否定されて引いてしまうの
ではなく、むしろ「アキコの尻尾をつかんでやるぞ!」
くらいの気持ちが大切です。
確かに、彼女、怪しいところが何点かあります。
現時点では、動機がないので濡れ衣を着せてる段階ですが、
アキコが犯人なら、必ず尻尾があります。


>アキコの立ち位置


ひぐらしでいう「レナ」
ただし、恋愛感情は浅田が一方的に持っていたもの。
と認識しています。


アキコの台詞からは、浅田をどうこうしようと言う悪意より、
むしろ強い慈愛のようなものが感じられて……。
浅田が狂って行く変化を哀れんで見ていた感があります。
「信じればいいんです」の台詞は、自分自身が浅田に
「信じてもらえなかった」ことの裏返しとも言えます。


私は携帯電話最後の着信で、アキコは浅田のカン違いを
指摘したものと思っています。
浅田はそれを全く別の形で解釈した様ですが。
(要 浅田の妄想 アキコ私服編)


もちろん、恋人同士では全然ないので、警察には関係を否定したもの
と思われます。


ただ私はアキコが黒幕の方がポイント高いと思ってます。




[79]
ぷー 2006 9/13(水) 17:54:48

すみません。cubeさん、miーさん。
以前、『動機を持つものがいない』と書き込んだのですが、
miーさんの大胆推理に感激した私は、自分も大胆に(と言うか無理やり)
動機が成立する伏線を考えてみました。


1.miーさんの言う「人体実験説」に限り、『スミオ』
 がゲシュタルト崩壊のサイトを立ち上げた。


2.「浅田との恋が破局寸前」に限り、『アキコ』
 が浅田にゲシュタルト崩壊のサイトを教えた。


が、成り立ちそうです(?
1の伏線は、三人組の、浅田に対してのモルモットを見るような
態度。そして、過剰興奮状態の浅田に対し、さも当たり前のように
接していること。


2の伏線は、付き合って2ヶ月なのにアキコが関係を否定していること。
(↑この辺、女心です)
彼氏浅田に対して、当て付けのように「信じればいいんです」の台詞。
(↑これも、女心です。あきらさんわかってるゥ!…?)
着信が一回(サヨナラの電話)


しかし、話題のサイトの管理人と真夜中ばったり鉢合わせなんて
宝クジ1等並に、可能性が低く、
浅田くんも片想いがお似合いなので、没。
思ったことをただ書き殴ってみました。ごめんなさい。皆さん。




[80]
miー 2006 9/14(木) 18:55:47

学校でリョウを追い詰めた人ですが、トイレの個室を開けて行くところでなぜ最後の個室を開けてない!?


cubeさんの唱えた監視員説ですが、そもそも始めからトイレも見ないのは不審者がいるかも知れないのに少し不自然かも。
まぁ只単に見まわりをしている当直の先生かもしれませんが。


始めの話に戻します。
最後の個室を開けない監視人、もしくは当直の先生。
それまで順に開けていったのにそれだけ開けないのはおかしくはないかなぁ。
まぁ只単にトイレの花子さんにびびっただけかもしれませんが。


だけれど、個室の戸を開いた後のリアクションがリアルなので、幻覚だとは考えにくい。理由は最後のシーンのコータローたちを殴ろうと(つまりは打撃を加えようとしたとき)幻覚は(ここは幻覚で良いと思う)すり抜けた。
そのことから幻覚相手に攻撃は当たっても、悶絶するとは考えにくい。


そして携帯の着信。これは説明つくかもしれません。
本当に携帯の着信音で監視人(だということにする)
が着たのではなく、着信音がきたと思って慌てた浅田が立てた別の音に気づいてきたとしたら。
ゲシュタルト崩壊で「何の音か」を正確に判断できなくなっていたとしたら、何か別の音でも着信音に聞こえても問題ないかと。


でも、やっぱり最後の個室を開けなかったのは少し引っかかります。


まぁ全部幻覚ならおかしくはないですが。




[81]
miー 2006 9/14(木) 18:58:07

あ、追加です。
上の説なら履歴がなくても問題ないと思います。




[82]
cube 2006 9/14(木) 20:40:50

こんばんわです^^


監視員説ですけど、校門だけではなく校内にもセンサー(なのかな??)があって、警備員が本部のような所と連絡を取り合ってるという可能性は無いでしょうか?? 僕はそう考えてたんですけど^^; それなら最初は教室にいるらしいとリアルタイムで連絡があり、途中でトイレに入ったのでまた警備員に連絡が入り(これが着信音の正体では??)トイレに来たんだとおもいます^^


最後の個室を開けないのはどうしてでしょうか^^; 上から覗いていた、というのは浅田リョウの妄想だと考えても無理はなさそうですけどにゃあ^^; 難しいです。




[83]
ぷー 2006 9/14(木) 23:44:25

>それまで順に開けていったのにそれだけ開けないのはおかしくはないかなぁ。


中に浅田がいるのを、確信していたからではないでしょうか?
怪しい人物が中にいたら、さすがの監視員も心の準備が必要ですよね?
監視員が息を整える刹那の時間が、浅田にとっては、「女が去った」と
思うに充分な時間だった。と認識しています。


まあ、でももっといい解答があるのかな?



>ゲシュタルト崩壊で「何の音か」を正確に判断できなくなっていたとしたら


私はさすがに、電話の音と他の音は本能的に聞き分けるだろう、と考えて
いたのですが、この主人公、あとから考えると
恐ろしいほど認識障害起こしてるんですよね。それもありそうです。


>まぁ全部幻覚ならおかしくはないですが。


あきらさん自身が「実体は有る」と言っているので、それはないでしょう。
それをやったら、この作品の評価は地に落ちます。




[84]
ぷー 2006 9/14(木) 23:56:20

>警備員が本部のような所と連絡を取り合ってるという可能性は無いでしょうか?? 


有ると思います。というか常識的に考えて、連絡は取ってるでしょうね。
「教室異常なーし」とか。
でも無線かもしれないですね。


浅田の場所を特定出来たのは、トイレに隠れる時、浅田がなんか音を立てたんでしょう。




[85]
cube 2006 9/15(金) 18:41:08

確かに浅田リョウはトイレの中で割と物音を立ててるように思います。冷静になれ、と自分に言い聞かせつつ真逆の事をしている所なんて、ひぐらしの圭一っぽいかもしれません^^;


トイレについての謎はぷーさんの説で大丈夫そうですね^^




[86]
ぷー 2006 9/15(金) 21:36:23

と言うか、cubeさん。私は思ったのですが、
このトイレのシーン、正直あきらさんのミスですよね。


だって未使用の個室トイレは、常識的に考えてドア開いた状態ですよね?
だから、トイレでドアを開けて回るなんてことは、出来ないわけで。


でもあきらさんがミスしてないと祈って、
何故浅田のトイレだけ開けなかったのか考察してみました。



あなたは花も恥らう大学新卒の女教師です。きょうは当直の見回りで
夜の学校を歩いています。
「不審者はいないかしら…? 男子生徒が好きな娘の縦笛にいけない事
してないかしら…? ああ、ちょっぴり不安…だなぁ」


その時、何者かの走りさる音!!


「あれ? 今の…? どこから…? 」
トイレの方から、なにやら変な音が聞こえてきます。
しかも、ああなんてことでしょう。そこは殿方の楽園
「男子トイレ」!!


未使用のトイレのドアは全て開いています。
しかし、ひとつだけドアが閉まっていて…。
「…なんかガサゴソいってる……」
あなたの脳裏に浮かぶのは、お取り込み中の殿方のあられもない姿。


さあ、あなたはこのドアを開けられますか? 開けられませんよね!


不審者ですが結局、殿方が出てくるのを待つことに。
そこへ、ドアが開いて挟まる痛恨の一撃です。


ん〜どうでしょか?




[87]
cube 2006 9/16(土) 22:05:12

こんばんはですぷーさん^^


トイレの構造上の問題ですが、おかしくないと思いますよー^^; 未使用の個室のドアは開いている物もあれば閉じている物もあると思いますー。僕が知っている所だけでも普段閉じている所はいくつかありますです^^ 製作者さんのミスを疑ったら切りが内容に思います^^; 信じながら頑張って考えましょうぷーさん!!^^


やっぱり最後の個室を開けなかったのはぷーさんが先に言ってた、中に浅田リョウがいることを警備員が確信していたからでいいと思いますです^^




[88]
rito 2006 9/29(金) 16:21:54

初めまして。ritoと申します。
「ゲシュタルト崩壊」面白かったです!最後まで謎は解けませんでしたが、この掲示板を拝見させていただいて、あぁなるほど〜と思いました。いろんな見方があるんですね。私の場合はここはこうじゃないだろうか、というよりもここはなんで?なぜ?しか思い浮かばず・・・見当違いの考えをしてたりしました。今思うとタイトル(テーマ)を無視しすぎてます;


ここに書こうと思ったのですが文字数制限に引っかかってしまいました。




[89]
cube 2006 9/29(金) 21:39:39

ritoさんはじめましてですー^^
cubeといいます。最近誰も来てくれなかったから寂しかったです^^;


ritoさんが疑問に思ったのはどの辺りでしょうか。僕も一緒に考えたいです。新しい考えも聞きたいです^^ よかったら聞かせてください(>_<)




[90]
rito 2006 9/30(土) 14:27:41

cubeさん初めまして。返信ありがとうございます。
疑問に思うことはどれかというか、全体的に???な感じなのですが(^^;
トリビアで「ゲシュタルト崩壊」を見て知った時も、なるほどとは思いつつ結果的には意味不明だなぁという感情しか残りませんでした。
こちらの作品もそんな感じです。


ですがそうですね・・・具体的な疑問が出たことといえば、主人公が窓ガラスを割ったり警備員(であろう人、ですよね?)を突き飛ばしたりしたのに(怪我はさせてないのかもしれませんが)「器物破損はやってない」「通行人に暴行を加えてない」というのはどういうことなんだろうかと思いました。


他の疑問・・・というか勘違い(笑)については後ほど書き込みさせていただこうと思ってます。
ではでは。




[91]
cube 2006 10/ 1(日) 12:45:43

こんにちはritoさん^^
確かに僕も最初読んだ時は分からない事が多くて???って感じでした^^; この掲示板でぷーさんや他の皆さんとお話してるうちに多分答えらしき物は見えてきたかなーっと思えるようになりましたけど。あきらさんが「プレイヤーの思考を妨げたくない」とこの掲示板で仰っていましたけど、こちらが考えて初めて完結するゲームなんだろうと思ってますよー^^


器物破損や暴行の件についてですけど、僕が思ったのは学校に侵入した人間と、浅田リョウが同一だと思われていないんじゃないかということです。校内は真っ暗でしたし、浅田リョウも保護されたときには衰弱が激しくて自供できるような雰囲気じゃなかったし。加えて結構走り回ってたみたいですから、学校と距離が離れたところで保護されたんじゃないかにゃって。どうでしょう? 苦しいでしょうか^^; ritoさんの推理を聞きたいです^^


他の疑問についても楽しみにしてますよー!!^^




[92]
rito 2006 10/ 3(火) 15:26:53

警察は主人公がやったことは知らない、ということですね。なるほど。そう言われてみるとそんな感じですね。


気になったんですが、あの後主人公は治ったんでしょうか。心配です。
通常のゲシュタルト崩壊はすぐ治りますが、それは間違いに気付いたからであって・・・つまり崩壊しつつも元の情報の記憶が維持されているから「自分は今崩壊してるんだ」ということを理解してるわけで。


それを考えた上での主人公の場合ですが、長時間壊れたままで自分が崩壊してることに気付いていませんでしたよね。ということは記憶にも障害が発生しているんじゃないかと。


でも目の前の人物が「変、おかしい」というものは感じてたので、普通の崩壊程度だったのかもしれないですが、やはり問題なのは崩壊状態に気付いていないことであって・・・


そうです、次なる疑問点は「なぜ主人公は自分が崩壊を起こしていることに気付けなかったのか?」です。それに崩壊しているものとしていないものがあるのも疑問ですし・・・


勘違い書くといいつつ別の話になってしまいました;
次回書きますね。それではー。




[93]
cube 2006 10/ 3(火) 20:42:39

ritoさんこんばんはですー^^


あの後の浅田リョウが直ったかどうか・・・。う〜ん^^; それについてはあんまり考えたことなかったかもです。いまふと思ったんですけど、浅田リョウにとってのゲシュタルト崩壊とはなんというか、あくまできっかけに過ぎなかったんじゃにゃいかと。この掲示板でもちょっとだけ話題になりましたけど、受験でのストレスがもんのすごかったみたいですし。無理やり解釈するならゲシュタルト崩壊に端を発した認識障害、突発的な鬱症状(もしくはパニック症状)だったんじゃないかなあと^^; キツイですかね(>_<;)


崩壊に気付けなかったという点についてはメモでアキコがぼかして語っているように思いますー。論旨をまとめると、『勘違いは誰かに指摘されないと分からない、でも指摘されても分からない事がある。分からなかった場合はどうなるのか』で、その結果として「ゲシュタルト崩壊」というゲームで示された状態が答えとして暗示されているんじゃないかなって^^; 僕はそう解釈しています。自分を疑う事って難しいですしね^^;


結構語り尽くしたと思ってたのにまだまだお話できて嬉しいです^^ ritoさんありがとうございます!! 実は僕もまだ完全には納得できてなかったのです^^; もっとお話できたら嬉しいです!!^^




[94]
rito 2006 10/ 5(木) 17:54:57

cubeさんこんにちは。返信ありがとうございます。
私もこの掲示板に参加出来て嬉しいです(^^*


指摘されても分からない事がある・・・それはもしかすると本当の意味でのゲシュタルト崩壊なのかもしれませんね。
主人公は正常そうに見える思考(認識は別として)をもっていましたが、実はあの性格は実際のものと異なっていたんじゃないでしょうか。本来の性格についてはクラスメイトの話などからしか推測できませんが、なんとなく食い違っているように感じました。自分すら忘れてしまっていたのかもしれませんね。記憶喪失だとか別人格とかじゃなく、正常であるかのように見えて実は狂ってる精神状態であった、という感じでしょうか。



勘違いその1です。「女の人や子供は幽霊だった」
幽霊っていっても必ずしも透けるわけじゃないだろし、主人公の居場所がわかったりとか、「君の精神のどこかに滞在」とかなんとか言ってたので。それに殺される前の余裕っぷりがまたそんな感じだし。というかトイレのシーン怖すぎです;


続きは次回にて。それでは〜。




[95]
cil 2006 10/ 5(木) 20:49:34

文字数制限のせいでエラーばかりだったcilです・・。もうしわけありません・。
 ゲシュタルト崩壊は、文字をずっと見てると起こるけど、ぱっと目を離せば治りますよね。
ですから浅田の心はいずれよくなる可能性は高いと思います。




[96]
cube 2006 10/ 5(木) 23:30:00

こんばんはー^^


>ritoさん
僕も浅田リョウの状態は異常だったと思ってます。認識障害を起こしたというだけではなく、いわゆる被害妄想みたいなものが拡大して、通りすがりの人を「イカレ女」だと思ったりしたんじゃないかにゃと^^; 確かにメモ中のクラスメートが語る印象と浅田リョウの性格って食い違いがあるように見えますー^^


わあー、幽霊と勘違いですか^^ ここだけの話僕も最初はそう思いながらプレイしました^^; 「ゲシュタルト崩壊」をホラーゲームだと思ってたのです。怨恨の線なら追いかけられてもおかしくないしなあって。最後までやってその考えは吹き飛びましたけど^^; あの最後のメモを読んで「騙されたー!!」って分かった時の快感はすごかったですー^^


>cilさん
わお、お久しぶりですー!!^^
僕も実は何回か文字数制限に引っかかってます^^;
長い推理の時は一度メモ帳に書いてから貼り付けるようにしてました^^; もうちょっと長く書き込めないんでしょうか。あきらさんにお願いしたいです^^


>浅田の心はいずれよくなる可能性は高いと思います。


あー、僕もそうだったらいいなって思いますよー!! あの結末じゃ浅田リョウがカワイソ過ぎです!!(>_<;) きっと治ってアキコさんと幸せになれましたよね??^^;




[97]
あきら 2006 10/ 6(金) 02:29:58

みなさんありがとうございます。後藤あきらです。
横からまた乱入失礼します。


ritoさん、お久しぶりです。プレイして頂きありがとうございます。『想いノ破片』とはガラっと変わりましたので、面食らったかと思います。楽しんで頂けたなら幸いです。分かりづらい内容で本当にすみません。次回作はまた学園物になる予定です。想いノ破片のようなギャグ要素はほとんどないと思いますが・・・。


さて、本題ですが。


cubeさんのみならず、cilさんもritoさんも仰っていましたが、この掲示板には文字数制限があります。俺もどうにかならないものかと思っているのですが、この掲示板が俺が現在使用しているプロバイダであるDIONの提供するCGIであること(文字数や表記法などが固定されてしまっています)、DIONのHPスペースは、DIONが用意している以外のCGIが使用できないことが原因で、改善が難しい状況です。当初はフリーの掲示板を外部に借りて設置する事も考えたのですが、一定期間書き込みがない場合にアカウントごと削除されてしまう物がほとんどで踏み切れませんでした。


ご不便を強いてしまい、申し訳ありません。cubeさんが提案されていますが、長文となる場合は先にメモ帳などに書いた物を分割して書き込んでくだされば幸いです。非常にお手数ですが宜しくお願いします。


最後に私信を・・・。
まもなくこのゲシュタルト崩壊専用スレッドも100レスに達しようとしています。正直、公開当初はまさかこのように短期間でここまで盛況になるとは想像していませんでした。本当にありがとうございます。今後もどうか宜しくお願いいたします。




[98]
cube 2006 10/ 7(土) 21:15:54

あきらさんお久しぶりですー^^


文字数制限はどうにもならないんですね^^; でもそういった理由ならしょうがないと思います。僕はもうメモ帳からコピペするのに慣れちゃったので無問題ですよ^^


関係ない話をしてもいいですか??(>_<;) 最近推理小説を読んでて「叙述トリック」という言葉を知りました。作者が意図的に読者の誤読を誘うテクニックのことなんだそうです。あきらさんはもちろんご存知だと思いますけど^^; それで「ゲシュタルト崩壊」も、この叙述トリックを使った作品なのかにゃって僕は思ったんですけど、どうなんでしょう^^; 最近知ったばかりの言葉ですから間違ってるかもー(>_<) よかったら教えてください^^




[99]
ローンチー 2006 10/ 7(土) 21:47:24

 初めまして。失礼いたします。ふりーむでゲシュタルト崩壊を知り、本日プレイさせて頂きました。大変感銘を受けましたので、ふりーむの掲示板にも書きましたがこちらにも書かせていただきます。
 素晴らしい内容でした。ゲームを起動してまずサークルロゴの表示に驚き、タイトル画面とそのBGMの美しさに驚き、プレイを始めれば閉塞感に満ちた背景と気が狂いそうな音楽、そしてそれらと見事に融合した文章に驚き、スタッフロールではまさに映画を見ているような感覚を覚え、最後のメモで全てが崩壊し圧倒的なカタルシスに至るような……。
 このようなゲームを今までにしたことがありません。実に知的でかつ大胆で、舌を巻く思いです。美しさと儚さと毒が高い次元で一つの結晶を作り上げたのがこのゲシュタルト崩壊というゲームであったのだろうと思っています。
 スタッフロールを見てさらに驚きましたのは、この精緻なゲームをたったお二人で製作されたとの事。特にあのシナリオと音楽を担当された後藤あきらさんには感服いたしました。
 ホームページを拝見させていただいた所、新たなゲームを製作されているとの事、完成を大変楽しみに待っております。ゲシュタルト崩壊以上の驚きを見せてくださるのでしょうか。陰ながら応援しております。長文で失礼致しました。




[100]
ぷー 2006 10/ 8(日) 00:27:40

超お久しぶりです。ぷーでございます。
もう傍観しようかと思ってたのですが、盛り上がってきたようなので、
おつきあいさせていただきます!


cubeさん
>叙述トリック
そうですね。言われて気になったのですが、この作品ミスリードがかなり多いですね。
エピローグなんて、まるまるミスリードだし。ちょっと反則気味と
思ったのですが。とにかく読者に「勘違いさせよう」という意図が
かなり見えて、アキコの「信じればいいんです」が皮肉にしか聞こえなかったり。
まあひぐらしの小汚いミスリード(大石の台詞全部がミスリード)よりは親切設計ですが。


ローンチーさん
はじめまして。よかったですね。素晴らしい作品と出会えて。
ふりーむに関しては、とにかくいっぱいやってください。アマチュアなので
レベルにばらつきがあるのですが、たまにスゴイのがいます。




[101]
あきら 2006 10/ 8(日) 08:49:41

おはようございます。後藤あきらです。
何度も申し訳ないです。
cubeさんから質問がありましたのでお答えします。


叙述トリックについて。表面的な意味は知っていて、叙述トリックが使用されていると言われる小説も幾冊か読んだ事はあったのですが、正確な意味合いは知りませんでしたので調べてみました。
はてなキーワードによると、『読者がその情報を誤って受け取るよう意図的な演出を行うトリックであり、作中の人物の思考・推理に対して全く影響を及ぼさないもの』とのことです。


『ゲシュタルト崩壊』製作の根幹の一つとして「いかにプレイヤーを騙すか」というテーマがありました。スタイルとしては確かに叙述トリックを踏襲した物といえそうです。ゲーム中に提示される情報にも虚偽は一つも含まれていません。ただし、浅田リョウが認識障害を患ったまま世界を見ているという事、プレイヤーがそれを通してしか情報を受け取れないことを考えると、完全な叙述トリックと言えるのかどうか微妙なラインであると思います。これで答えになりましたでしょうか。


とうとうこのスレッドも100レスに到達しました。みなさんありがとうございます。ローンチーさん、はじめまして。過分なお言葉をありがとうございます。新作につきましても本気で取り組んでおりますので、お暇を見てサイトをチェックしていただければと思います。


それでは、また。




[102]
cube 2006 10/ 8(日) 10:06:42

おはようございますー^^ わあ、返信がいっぱいだ!!


ぷーさんお久しぶりです!! 心配してましたよー(>_<;) お仕事が忙しいのかなって思ってたのですが、またお話できて嬉しいです^^


ローンチーさんはじめまして^^ 僕もローンチーさんと同じような感想を持ちました。全体的な雰囲気の統一が素晴らしくて、特にスタッフロールの所はまるで洋画みたいだなーっと^^ スタッフロ−ルの曲もすごくいいですよね!! プレイ後にすごく気になっちゃったのでantihoneyさんのサイトに行ってみました。他の曲も凄かったですよー^^


あきらさん返信が最後でごめんなさい^^; やっぱり叙述トリックは意識されてたんですね。ぷーさんが言っているエピローグ全部がミスリードの件ですけど、僕が読んだ小説なんて全四章の内第三章が丸々叙述トリックでした。現在の話かと思ってたら実は20年前の話という内容で。あれに比べるとゲシュタルト崩壊の内容は全然オッケーだと思いますです^^ 調べてみたらもっと凄いのもあるそうですよー^^;


急に質問をしてごめんなさいでした(>_<) ありがとうございます^^




[103]
ぷー 2006 10/ 8(日) 19:42:07

忙しくなってきました。
フリーゲームも全然やれないです。返信もあまり出来ないかもしれません。
近々、調べ物以外はネット断ちする予定です。


ともあれ、演出の話が出ましたね。最初思ったのが
「なんでシナリオ担当が曲作ってるんだろう」でした。
絵も描けて、話が作れる人はよく居る(よくも居ないけど)んですが、
楽曲と兼業ってあんまり見ないですよね。


あと個人的にな意見ですが、新作の立ち絵は今回同様シルエットを
使ったほうがいいように思えます。
ラブストーリーだそうで、かわいい立ち絵があれば非常に有効なんですが、
逆に下手だとマイナスですからね。
読者の想像力に任せてしまう方がいいでしょう。




[104]
ぷー 2006 10/ 8(日) 20:10:49

ああ、でも五目御飯さんの方、かなり画力のあるイラストレーターさんが居そうでしたね。数枚しか見ていないので分かりませんが。
Lu/LaLaLa/Luさんはどうするのだろう?




[105]
あきら 2006 10/ 8(日) 21:13:31

こんばんは、後藤あきらです。
なんども乱入して申し訳ありません。


ぷーさんお仕事ご苦労様です。次回作のお話が出ましたのでお答えします。次回作ではシルエットではなく、CGになる予定です。原画担当をまだ誰に頼むかは決定していないのが実情ですが、どうしてもお願いしたい方がいて、交渉できないだろうかと思っているところです。五目御飯で絵を担当しましたひなたも素晴らしい画力でしたが、その方も本当に稀な才能をお持ちの方です。実現すれば、と願っています。


もう一つ。シナリオ担当の後藤あきらが何故音楽も担当しているのか、ですが、なんとも言いがたいです。できる分野をやった結果、とお答えするしかありません。例えばアサトは五目御飯の『想いノ破片』で素晴らしいシナリオを残していますが、背景加工やデザインなども担当しています。Lu/LaLaLa/Luの二人はそれぞれ、下手の横好きでしかありませんが、自分達にできること、自分達がやりたい事を、全力でやるというスタンスで活動しています。これで答えになりましたでしょうか。


cubeさんへ。こちらも改めて叙述トリックについて調べる機会を得させて頂きました。大変ありがとうございます。新しい知識を得た事で、今後の活動にも影響が出るように思います。お礼を申し上げます。


それでは、引き続き皆さんでお楽しみください。




[106]
rito. 2006 10/ 9(月) 11:07:17

みなさんこんにちは。


>cubeさん
同じ勘違いをなさってたんですね。体温を感じさせない手、主人公が息切れしてても平気そうだった、とか見ると絶対そうだと思ってしまいますよね・・・。見事に作者様に騙されました(^^; それもまた面白いものだと思います。


>cilさん
初めまして。ritoと申します。
文字数制限には私もはじかれたことがあります。何文字までOKなのかわからないですよね・・・。でも一気に書けちゃうと逆に回数が減って、自分の書き込み量としては+−0だったかもです。こうして何度もお邪魔させていただいてるのもひとえに文字制限のお陰かもしれません(笑
主人公の病気は良くなるんですね〜良かったです。その後が知りたいですね。というか本来の性格を見てみたいです。


>後藤あきらさん
初めまして。ritoと申します。
文面から見ると、どうやら違うritoさんがいらっしゃるようですね。ネットの世界は個人判断が難しいですよね;というわけで以後の記事の名前表記のところに「.」をつけることにいたします。
文字数制限はそういうことだったんですね。個人的にはサイトに戻るリンクもあったらなとか思ってました。一応無料のレンタルBBSでも無期限のものはありますが、気をつけて書き込みすれば大丈夫ですね。書き込んで途中が切れてる、というよりは良いと思います。
次回作の制作応援してます。頑張ってください(^^)


ではでは。




[107]
あきら 2006 10/10(火) 01:10:22

こんばんは、後藤あきらです。


>>rito.さん。
大変失礼しました。Lu/LaLaLa/Luの前身サークルである「五目御飯」時代に大変良くして頂いた方のHNが「rito」さんと仰いまして、勘違いをしてしまいました。重ねてお詫び申し上げます。


掲示板につきましては、文字数制限やTOPページへのリンクも含め、デザイン的な所など、少々不満があります。外部リンクも考えたのですが、有効な手段が見つけられなかったことから、しばらくはこのままで続行させていただこうと思います。大変お手数ですがよろしくお願いいたします。


応援のお言葉をありがたくお聞きしました。弱小サークルですが、楽しみながら精一杯やろうと思っています。よろしければ今しばらくお付き合いください。


それでは、また。




[108]
cube 2006 10/21(土) 21:17:20

お久しぶりですー。cubeです^^


さっき制作日記を読みました!! ゲシュタルト崩壊が携帯アプリに移植するんですか?!^^; びっくりですー。僕の携帯はFOMAなんですけど、プレイできるのかにゃあ。もうビックリです!!


あきらさんはゲシュタルトを「地味な作品だ」と言ってますけどそんな事全然ナイナイですよー^^ 必ずアピールすると思います。ここでずっと議論している僕たちみたいにです^^


最近は書き込みが無くて寂しいですけど、やればやるほど楽しめるような作品だと思います。今制作しているっていう「君のいた季節、君といた季節」もスゴク楽しみです。続報を待ってますー(>_<)


でわでわ^^




[109]
むぅ83 2006 10/26(木) 13:56:09

初めまして!むぅ83って言います。サニーガールの宣伝掲示板で知ってプレイしてみたッス。


不協和音気味の音楽と濁ったみたいな背景が超かっちょいいッスよね。内容もすっげえ面白かったんスけど、馬鹿な僕には難しかったッス(笑 もう三回読みましたけどまだワカラン部分があります。この掲示板を見ながらもう少し考えてみるつもりッス!


これからも頑張ってください!!




[110]
ローンチー 2006 10/30(月) 23:30:32

 ご無沙汰しています。以前書き込みさせていただいたローンチーです。ゲシュタルト崩壊の携帯アプリへの移植の報を拝見しました。大変素晴らしいと思います。あらゆる筋よりこの素晴らしい作品が広まっていく事を願っております。
 話は変わりますがご了承下さい。ゲシュタルト崩壊をプレイしていて感じた事の一つに心理学や哲学そして認識論への深い造詣が垣間見られるというものがあります。シナリオをお書きになった後藤あきらさんはもしやそういった分野を専門的に研究されている方なのでしょうか。
 先週末に改めてプレイしなおした時に疑問に思いましたので、どこで聞くべきか悩んだ末、ゲシュタルト崩壊の話題ということで、こちらで質問をさせて頂いた次第です。もし不適切なら削除願います。
 それでは改めまして今後もより一層のご活躍を祈念しております。




[111]
あきら 2006 10/31(火) 20:56:32

こんばんは、後藤あきらです。
ご無沙汰しております。


>むぅ83さん
初めまして。Lu/LaLaLa/Luの後藤あきらです。書き込みをありがとうございます。お返事が遅くなり大変申し訳ありません。楽しんで頂けたようでホッとしています。褒めてくださった背景は、俺の相方であるアサトが加工しています。きっと本人も喜んでいると思います。
難解な内容については申し訳ありません…。この掲示板で多くの方が興味深い考察をしてくださいましたので、どうかそちらを参考にしてください。勝手ながらよろしくお願いします。
ありがとうございます。これからも頑張ります!


>ローンチーさん
二度目の書き込みをありがとうございます。既にご存知の通り、ゲシュタルト崩壊が携帯アプリに移植される事になりました。これもプレイして下さった皆さんがこうして掲示板などで盛り上げてくださったおかげと感謝しています。本当にありがとうございます。


ご質問がありましたのでお答えいたします。
後藤あきらが哲学等を研究しているかとの事でしたが、残念ながらそうではありません。作中で語られるそれらの要素はあくまで独学による物であり、随分乱暴な部分もあるかと思われます。誤りも多分に含まれている可能性があります。もし、それらしくにでも見える出来であったのなら大変光栄に思います。これで答えになりましたでしょうか? ご不明な点がありましたら、どうか遠慮なさらずお気軽にお問い合わせください。


ゲシュタルト崩壊を繰り返しプレイしてくださったとの事。cubeさんもそうですが、作者としてこれ以上に幸運な事はありません。この場を借りて重ねて御礼を申し上げます。これからも全力で頑張っていこうと思います。ありがとうございました。


それでは、また。




[112]
ローンチー 2006 11/ 1(水) 21:16:50

 不仕付けな質問にも関わらず丁寧なお返事をありがとうございます。諸分野を専門に研究されている訳ではないとお聞きして尚更驚いております。独学との事ですが余程丹念に学ばれたのでしょうか。脱帽いたしました。
 練り上げられた構成とそれを裏打ちする確固たる知識に甚だ感服しております。次の作品の完成を心待ちにしています。冬も間もなく。健康にお気をつけて益々のご活躍を願っております。




[113]
crow 2006 11/ 9(木) 14:27:15


 初めまして。
 「ゲシュタルト崩壊」楽しませていただきました。
 素人考えながら、私なりの解釈を発言させてください。
 しかし、まだ気になる箇所が残っています。
 一人で考えを煮詰めるのも限界に近くなったと感じました。
 そこで、現状を打破すべく他の方の意見を聞きたいのです。
 「ここが分かりにくい」や「ここは納得いかない」などの意見等ございましたら今後の糧とさせていただきますので、よろしくお願いします。


 私なりの解釈
 「ゲシュタルト崩壊・本編は主人公の妄想である」
 ついでに言うと「主人公≠浅田リョウである」


 でも、この意見は、[24]アオさんの意見と似る部分もあり、[25] ぷーさんの
>ジャージのおばさんには「浅田リョウです」と明確に名乗っている
 という意見がネックになるんですよね。
 これについては、本編で何も書かれていなかったので、完全に想像になってしまうんですが、
(おそらく事実)浅田リョウは「ゲシュタルト崩壊」に関するサイトに夢中になった
(仮定1)ならば掲示板等に足跡を残しておく可能性がある
(仮定2)受験ストレスなどでちょっぴり崩壊気味の頭ではハンドルネームを使うことに考えが至らず、本名を使った
(仮定3)それと前後して、やっぱり崩壊気味の主人公が同じサイトを見て、記されていた「浅田リョウ」を自分の名前だと誤認


 仮定に次ぐ仮定で単なる暴論ですが、一応こじつけてみました。
 恋人のアキコから「リョウ」と呼ばれているのも、そのように認識しているだけなのかもしれませんし(あ〜、自分で言ってて苦しいなぁ〜)


 では、もう少し詳しく書いていきます。
<私的ゲシュタルト崩壊解釈>
・浅田リョウ
→若干崩壊気味。受験ストレスに耐え切れず突発的に家を出た後、市内を放浪した挙句、アキコのマンションで保護される。
・主人公
→浅田より崩壊している。本編の「俺」であり、自分を「浅田リョウ」と誤認。勝手に妄想して勝手に飛び降りた人。
・ライター
→やっぱり崩壊気味。二つの事柄を混同して突撃取材を繰り返す人。浅田リョウについて調べているため、メモ中での浅田リョウと本編での「浅田リョウ」では食い違うところも出てくる。




[114]
crow 2006 11/ 9(木) 14:29:22

 続きです。


 これ以降、本編に出てくる人(?)は、基本的には適当な人や物を誤認したり、主人公の妄想だったりだが、妄想するためのトリガーとしてなら実在する。
・追いかけてくる女
→トリガー:すれ違っただけの通行人。
 崩壊の原因となった何らかのストレスを象徴。
・ジャージのおばさん&スミオ達三人&マンションの少女
→トリガー:挙動不審な主人公に背後から声をかけてきた人。
 驚いた主人公が妄想タイムに突入するのを見て、薄気味悪くなって逃げた?
 勘違いに気付いて、崩壊から戻ってこれる可能性の象徴。
・マンションの少女
→妄想の中では恋人のアキコ(ただし崩壊している頭では認識できていない)。
 少女の手を取らない場合「■しい人に迷惑をかけたくない」という表現……「■=愛」か?


・そもそも救いの導き手(私の造語です)とは?
→そもそも主人公が救いの導き手だと認識していない上、分かりにくい助け方をする。
 主人公の妄想である以上、主人公が疑心暗鬼に捕らわれれば、一転して主人公を追い詰める役目に。
 ジャージのおばさんとスミオ達は、茶化したりする一方で主人公(もしくはプレイヤー)に助言めいたことを言う。
 おばさんいわく「私は私のために生きるし、あなたはあなたのために生きるの。あなたの期待に応えるために私は生まれてきたわけじゃない」……救いの手は分かりにくいということ?
 スミオ達については言わずもがな。
・勘違いに気付くには?
→アキコいわく「目の前にあること、目の前にいる人のことを信じる」
 が、本編で主人公は勘違いに気付くチャンスが最大で3回あるが、最後のマンションの少女の場合、信じて、助けを求めても妄想に捕らわれてしまう。
 このことから、実質、勘違いに気付くチャンスは2回であり、また救いの導き手としてスミオ達が突出しすぎているが故に、スミオ達を拒絶した場合、マンションの少女は救いの導き手とはなりえなかったと考えることもできる。
 もしくは、「戦う」でも「逃げる」でもなく、ただ「話を聞いた」だけのマンションの少女は救いの導き手としては弱すぎる存在なのか?




[115]
crow 2006 11/ 9(木) 14:30:48

 続きです。


・スミオ達は単なる救いの導き手か?
→屋上で「詰め寄ってくるコーイチとスダの様子は、見た目と年齢に相応しい物のように思えて」という表現。
 わざわざ、こう書いたということからも、Scene3のコーイチ&スダは見た目と年齢に相応しくない様子(スミオは明白であるが)……救いの導き手としての役目があるからか(主人公は気付いていないけど)
 Scene3のスミオ「ボク達は自分自身の基準で生きるべき(後略)」「精神において君のどこかに滞在」「理性に縛られるのか、本能を解放するのか」また「私的取材メモ4」より「嵌まり込まないように、本能的に避けているような部分もある」これらから、スミオ達は主人公の本能的な部分で、勘違いの迷宮に嵌まり込んでしまった主人公を救うために出てきたとも考えられる。
・何故スミオ達は子供の姿か?
→本編中で何度も出てくるが、主人公の行動目的は終始「女から逃げ切ること」である。
 スミオ達が最初に出てきたのは、Scene3にて学校で倒れている女から逃げる途中。
 下手に迷うと自分から女の所へ行ってしまう危険があり、これまで以上に迷わないように注意していた。
 ここで、Scene1の初めの方で主人公が「ガキの頃に走り回っていた地元の道ならどんな路地裏でも把握」と考えていたので、一番大事なところで現れた救いの導き手は子供だった。
・Scene5のアキコは私服で荷物なし?
→アキコは制服で、ちゃんと荷物も持っている。
 主人公は崩壊してて分からなかった。
 アキコとの約束も覚えていなかったのも崩壊のせい。
・16:24の電話
→つまりScene5は本編の当日(厳密には前日)に実際にあったこと。
 最初が悪夢からの目覚めなので、実際には屋上で回想していると考えるのが妥当か。




[116]
crow 2006 11/ 9(木) 14:32:01

 続きです。


・アキコとは何者か?
→恐らく何かを勘違いしている主人公に対して「解らない方がいいのかもね」
 「私的取材メモ4」で勘違いについて意味深なことを言っているアキコが主人公に勘違いを教えようとしなかった(結果的には教える)のは少し気になる。
 しかし「自分が間違えていることを誰にも教えてもらえない人は、最後にどこに辿り着くんでしょうね」の文から自嘲の感情を読み取ることもでき、「自分が勘違いしていることを錯覚し、どこか致命的な間違いをしている」という表現から、アキコ自身が過去において自身が間違えていることを教えてもらえず、『どこか』に辿り着いてしまったのではないか?
 その『どこか』とは、アキコ自身は絶望であるとは明言していない。
 しかしながら、やはり、その『どこか』は常人では理解しがたい場所である故、主人公に勘違いを教えないという一見矛盾しているような行動をとった。
・着信履歴に恋人のアキコからの電話が1件だけ
→プレイヤーが確認できるのは昨日の着信履歴だけ。
 つまり発信履歴や一昨日以前に履歴がある可能性あり。



 解釈未満の走り書き


・スミオ達が三人なのは?
→結果論で言うと、主人公を追い詰める女性は三人。
 だから、それに対する救いの導き手は三人。
 ……正直、自分で書いててナンセンスだと思う。
・午前2時という時間
→主人公がScene5を除いて本編中で明確に時間を認識するのは、このときだけ。
 またメモ「個人的なノート2」より訪問者が来たのもこの時間。
 丑三つ時=勘違いの迷宮に入りやすくなることの暗示だけ?
・赤文字
→本編で赤文字が使われている箇所は、大部分が狂気に関係する台詞だが、スミオ達についていった場合の「どうして俺はあの女に立ち向かおうとしなかったんだ?」も赤文字なのは?
 実は、しっかり狂気に捕らわれていて、そのせいで、その後の襲撃シーンを妄想したとかいうオチ?
・画面に映る影
→メモ選択画面の背景のPCおよびan epilogueのTVにて、電源が切れる時に一瞬移る人影は何か?
 私の勘違い?



 以上なんですが、長文過ぎて本当に申し訳ないです。




[117]
あきら 2006 11/ 9(木) 15:26:10

crowさん初めまして。
Lu/LaLaLa/Luの後藤あきらです。
ゲシュタルト崩壊ではシナリオを担当しました。


プレイして頂いたばかりか、詳細な考察まで…。
私達がゲシュタルト崩壊を製作した時の願いが、
「多くの方に楽しんで頂きたい」という事と、
「できれば、深い所まで突っ込んで欲しい」でしたので、
製作者冥利に尽きます。
本当にありがとうございます。


考察については他の方に続きをお願いしますが、
大変嬉しかったので、一点だけ、ヒントと言いますか、
設定についてのネタバレをさせて頂こうと思います。
ちょっと難しい所から引っ張ってきた部分で、
恐らく今後も指摘されないのではと思いましたので。


浅田リョウが逃亡の途中で出会うハイテンションな女性、
(crowさんはジャージのおばさんと表現されていました)
彼女が言う、意味深なセリフには実は元ネタがあります。


http://www.ieji.org/archive/das-gestalt.html
http://www.gestalt-npo.jp/sub1-2.html.html


この二つのURLを参考になさってください。
crowさんならきっと、大きな発見ができると思います。


重ねてになりますが、本当にありがとうございます。
今後も他の方々と考察を楽しんで貰えましたらありがたいです。


それでは、また。




[118]
crow 2006 11/10(金) 20:53:50


 こんばんは。crowです。


>あきらさん
 丁寧なお言葉ありがとうございます。
 挙げていただいたHPを拝見いたしましたが、「ゲシュタルト崩壊」とシンクロすると感じる所がいくつか見られました。
 以下に挙げてみますね。



 一番フレデリック・パールズ氏らしい一文「たとえ出会えなくても、それもまた同じように素晴らしいことだ」、本編では「たとえあなたを救えなくても、それも素敵だ」→全てをあるがままに受け止めるゲシュタルトの精神。こう書くと妥協しているみたいに読み取ることもできますが、私は、これを妥協とは取りたくないですね。一つの事柄に、いつまでも固執していては全体的に破綻してしまう(ゲシュタルト崩壊してしまう)ので、その事柄が良い事でも悪い事でも、後々まで引きずり過ぎないように、全体的な視野を持つ事が必要だと、私は解釈しました。


 アレキサンダー・ローエン氏いわく「病的な人の自我は身体に確固たる同一視を持っていない」や解説文の「自我が肉体から引き裂かれるとき、肉体に内包されている情動(感情や本能)も自我から引き離され」る→「私的取材メモ4」の『擦れ違ってる』なのかと思ってみたり。つまり『擦れ違ってる』のは自分と他人だけじゃなくて、自我と情動である場合もあるのかな?


 「知性と情動の分裂」や「知性によるフィルターを通らない情動がそのまま突っ走り異常行動をしばしば引き起こ」す→スミオ達が主人公の情動(本能とか)であることの根拠になるのではないでしょうか?


 「多くの人々は、自分自身のほんの一部分しか認識できず、自己の全体性というものを知らない」や「自分自身の違った側面に気がつかなかったり、それを認めようとしないもの」→そのまま主人公とスミオ達の関係に当てはめることができるのかな?


 「自らの主体的な責任においてでなければ依存の状態は改善できず、こころの健康を取りもどすことができない」→逃げたり他者に依存したりする主人公では穏やかな日常に戻ることはできないということ?




[119]
crow 2006 11/10(金) 20:54:39

 続きです。



 「空席の椅子(エンプティ・チェア)という技術」は「自分自身の「気づき」を促進させ」る→スミオ達が現れた理由? 知性と情動の分裂で自己の全体性が分からないという問題を「今、ここ」で展開しているように、自身(情動自身あるいは主人公自身)で役割演技をして、自身(主人公自身)の「気づき」を促進させようとしてたのかな〜 これだと、主人公=知性、スミオ達=情動、という構図になるので、スミオ達が複数なのも説明がつきますし(知性と分裂した情動が一つだけという方が違和感あるので)。それでも、三人である必要性、わざわざ「3」という数を選んだ理由は不明ですね……



 ふと思いついた解釈未満の走り書き
・「個人的なノート2」の最後の一文「明日はいよいよ」
→いよいよ何?
 「いよいよ」ということは、大きな事?
 私の予想では、浅田リョウの事件に関する誰かに会う、もしくは、浅田家へ突撃取材をする予定だったのかな〜
 まぁ、恐らく本編には関係ないと思いますが、少し気になります。


・実は本編全て走馬灯か?
→どんなちゃぶ台返しだよ、とか自分でツッコミを入れたくなる暴論ですが、一応Scene3の血の味もクリアーできます。
 a prologue「頭の中が真っ赤に染まるような錯覚」、Scene1「後頭部が締め付けられるような痛み」、Scene2「頭痛が激しさを増してきていた」これらとan epilogue「頭から血を流して」は一つに繋がりませんか?
 Scene3ENDはもちろん、Scence4ENDでも画面が赤くなるので主人公が血を認識していると判断しましたが、すると、どちらのENDでも刃物みたいなもので襲われた?(言い換えると、最後に血を認識した)
 これは死の直前、「頭から血を流して」いて血を認識していた可能性があることと関係あり?


 Scene5でも飛び降りた後、血を認識する可能性があるとすれば、主人公の妄想は血で終わるという共通項があります。
 そこで、もっと乱暴な事を言うと「本編は全て死の淵にいる主人公の妄想であり、現実には主人公は突発的に家を飛び出し、飛び降りただけ。その間に本編のような妄想はしていなかった」となるのです。




[120]
crow 2006 11/10(金) 20:55:12

 続きです。



・リアルに対するウソ
→「個人的なノート2」より、「本物」に対するものとして「虚構」が挙げられている。
 そのこと自体は気にならないのだが、ルビが「リアル」に対して「ウソ」なのは?
 英語と日本語を並べているのは何か理由があるのか?(「リアル」に対する言葉なら「フェイク」などが妥当と思われる)



 心のおもむくままに書いちゃったので、練りこむ余地はまだまだあるでしょう。
 ですが、今回はこの辺で。


 では、また。




[121]
AS 2006 12/ 4(月) 17:41:08

気になったこと
・アキコと少年達が似ている
・警察やライターが会ったアキコと、主人公が知っているアキコのキャラが全く違う
・校長は本当に隠し事をしていないのか
・マンションから飛び降りた少年は関係ないのか




[122]
通りすがり 2006 12/25(月) 04:20:52

・路地で会った子供たちは実体で子供たちが話してる事は妄想


ということにすれば、屋上に現れた子供たちは実体ではなく妄想だとける裏付ける決定的証拠になりうると思います。


路地で現れた謎の女性は野良犬だったり猫だったりなんだって良いと思いますよ。あとはぷーさんcubeさんの見解通りかと思われます。


・アキコと少年達が似ている
これを肯定してしまうと、なんだかすべてがアキコの思惑通りにされた黒幕的存在になりえるからこの見解は・・・・まあ好きじゃない(謎




[123]
miー 2006 12/29(金) 04:39:14

お久しぶりです。
見ないうちに100越えていたので驚きました。


子供達、謎の女性。彼等と彼女が実在したのか、それとも妄想なのかなんですけれど、全てが妄想だとは考えにくいのではないかとふと思いまして。
理由としては、ゲシュタルト崩壊はあくまで認識障害に順ずるものなので、原型あるいはそのモデルとなる物・人が始めにいたと推測できます。


二人の主人公(?)は面識が無くとも、ゲシュタルト崩壊後あるいは直後に何かしら似たような情報を見るなり聞くなりしていたので、二人の症状または妄想が似ていたのではないのでしょうか(恐らく情報源《サイト》は同じ物だったのでは?)。
この二人の共通点らしき謎の女性は、その謎の女性を想像する原点が同一だから同じようになり、本編がややこしくなったのかも。




[124]
ナナセ 2007 1/24(水) 03:50:25

初めまして。ゲシュタルト崩壊
恐々プレイさせていただきました(^^;)


私はイカレタ女から逃げているのは2人いる?と
思ったのですが・・・・


■夕暮れ編
■プロローグ編
■再び住宅街編
■anエピローグ
は同じ人物(白樺高校生、彼女有り(秋子)、マンションから転落した?)だと思うんですけど


しかし
■夕暮れ編では、たとえ短時間でも勉強しなくてはと思ってるのに
■再び住宅街編だと
夕食の後テレビをダラダラ見ていい加減飽きたので自分の部屋にいこうか、
と思ったときに・・・・なんて勉強に焦ってる様子がない・・・・


( ´△`)アァ-矛盾だらけだ


■夕暮れ編から
■再び住宅街編の時間軸がちょうど1年経過してるってはどうですかね?
無理かな?かな?
でも、■夕暮れ編で、奇妙な人々に囲まれてる時、中に彼女が加わってたら
なんかしら反応してますよね・・・・


↑の推測じたい間違っている場合
製作者様から
「全然ちげ〜よ 馬鹿!」と言っていただけると
かえってすっきり考えを改められるんですけど
そういうのは無理でしょうか・・・?




[125]
後藤あきら(Lu/LaLaLa/Lu) 2007 1/24(水) 17:27:04

ナナセさん初めまして。Lu/LaLaLa/Luの後藤あきらです。
プレイに加えて書き込みを大変ありがとうございます。
書き込んで頂いた内容の中に製作者への質問がありましたので返信させて頂きます。
ただ、完全にお答えしたのでは、
ナナセさんの興を殺いでしまいかねませんので、
若干伏せつつ、簡潔に箇条書きで書かせていただこうと思います。


1 逃亡しているのは一名です。
2 ゲーム本編の流れにおいての時間軸はゲーム内の順序と変わりません。


製作者として明かせるのは以上です。
素気ない返答で大変申し訳ありません。
製作者としては皆さんに答えを考えて頂きたいのです。


ところでナナセさんがお書きくださった、


>■夕暮れ編では、たとえ短時間でも勉強しなくてはと思ってるのに
>■再び住宅街編だと
>夕食の後テレビをダラダラ見ていい加減飽きたので自分の部屋にいこうか、
>と思ったときに・・・・なんて勉強に焦ってる様子がない・・・・


は、恐らくこれまでにプレイして下さった方から指摘されていない部分だと思われます。
ここは個人的に本作の肝の一つじゃないかと思いますので、
製作者としましては気づいて頂けて本当に嬉しいです。
ありがとうございます。


さて、上記で答えになりましたでしょうか。
もしこちらが文意を汲み取れていなかったり等あって、
ご質問に適切な返答を出来ていなかったら申し訳ありません。
その場合はまたお気軽にご質問ください。


最後に。二重書き込みのあった部分は独断で訂正させて頂きました。
事後報告となりましたことをお許しください。




[126]
ナナセ 2007 1/25(木) 01:55:55

ナナセです。
あきらさん、さっそっくのご返答ありがとうございました。


逃亡者は1人ですか・・・
夕暮れ編の夢の部分(回想?)=逃亡者としてもいいでしょうか?


夕暮れ編での背景(教室、廊下、校舎など)背景が
学校編の背景と同じなので、手抜き(失礼(^^;)でなければ
逃亡者は自分の通ってた学校を認識できていないという結論が導かれますが・・・


私は夕暮れ編の彼が、白樺高校に通っいて(←漢字、樺でいいのでしょうか?)
学校編の彼は、白樺高校を知らないようなので2人かな〜?と思いました


逃亡経路の背景も同じ所をぐるぐる回ってるようなので
彼は自分の家も認識出来ないかも知れませんね


彼女のことも認識出来ないかもしれない?(-_-;ウーン


2人と考えていたときは、それで学校編で鳴った着信が
再び住宅街編で履歴がないのも解決かと思いましたが・・・
(再び住宅街編の彼は、学校編の出来事を情報(インターネット?)で得て、自分に起きた出来事と誤認しているのでは?と。思ったので)


1人ならば、時間軸がゲームの流れ順ならば、
彼は携帯を2台持っていたのではないかと思います。


プロローグで 右のポケットに携帯があると書かれている(胸ポケット、又は上着のポケット)で1台。
そしてジーンズの右ポケットに1台。


学校編で携帯を(この時まですっかり存在をわすれていた)との描写がありますが
ジーンズの方の携帯の存在を忘れていた、ってことだと思われます
でないと、1人ならば、携帯が1台ならば
あんた、プロローグ編で携帯の存在認識してたやんけっ!!と、突っ込みが入る所だからです(私的に、ですが(^^;)
ただ、
再び住宅街編の携帯もジーンズの右ポケットって描写ではなくて
右ポケット(胸ポケット、又は上着のポケット)って描写ではないところがイマイチ釈然としない所なんですよね・・・




[127]
あきら(Lu/LaLaLa/Lu) 2007 1/25(木) 10:09:43

おはようございますナナセさん。再度の書き込みをありがとうございます。
出先からですので、急ぎお答えします。
もし勘違い等ありましたら申し訳ありません。


色々と考えて下さっているようで大変嬉しいです。
この掲示板のログを一度通して読んで頂ければ、
他のプレイヤーの方々の考えを御知り頂けるかと思いますが、
誤解を招く事を極力避ける為、最低限の部分だけは解説させて頂きます。


逃亡者は一人です。主人公である浅田リョウです。
また、メモ以外の部分では視点移動もありません。
全ては浅田リョウの認識です。
浅田リョウの思考を通した情報のみプレイヤーが受け取ることで、
「誤解」を誘発するのがこのゲームのねらいの一つです。


また、『夕暮れ』で背景が『学校』と同じなのは意図的なものです。
では、どうして同じ背景(建築物)の中にいて、浅田リョウはそれを認識していないのか。
または認識できていないのか。
そこがまた物語理解の一つの鍵になっています。
学校名は白樺高校で合っています。「しらかば」高校と読みます。


逃走経路ですが、同じ所に帰ったのは恐らく一度きりかと。
背景の指定ミスがなければですが、チェックした際は大丈夫でした。
自宅について浅田リョウが認識できているかは、
浅田リョウの視点を通してしか情報を得る事が出来ませんので、分かりません。


携帯の所持数ですが、これは一台です。
右のポケット(ズボンの右ポケット)に突っ込まれているものです。
書き方が紛らわしかったかもしれません。申し訳ないです…。
一度「ジーンズの」と表記したので、繰り返しは煩わしいかと思って書いてしまいました。
これについてはお詫び申し上げます。


最後に一つだけ。蛇足ですが…。
プレイヤーの方は個々の事象を気にするあまり、
全体への認識ができなくなる事が多いようです。
それがこのゲームの狙いでもあるのですが…。タイトルにある通りです。
特にナナセさんのように熱心に考えてくださる方に多いように思われます。
結局全体を通して何が起こったのか。それはどういう物だったのか。
これが重要な部分だと思います。


最近、この掲示板も落ち着いてしまい、寂しく思っていましたので、
ナナセさんのように書き込んでくださる方がいらっしゃるのは嬉しい限りです。
よろしければ、もう少々お付き合いしてやってくださいね。




[128]
ナナセ 2007 1/25(木) 22:25:29

こんばんわ、ナナセです。


うぅっ・・・全然外れているみたいですね
投稿するたびに的をはずしているようで怖いです(^^;)


この掲示板に書かれているのは一通り目を通して見ているのですが


(-_-;ウーン
一読すると、浅田リョウの精神崩壊への物語(ぽんたさんのメールのような)
しかし、これを正解として紹介していないので


もっと違う真相が隠されているようなので
多くの人が謎を解き明かそうとしているように、私も推理小説?として捕らえてみたのですが・・・


色々な人が推理を述べていますが
それが正解なのか、間違っているのか
正解を知っている製作者であるあきらさんの言葉がないと判断のつけようがなくて
ずうずうしく助けを求めました(^^;)


ところで推理をしようとすると自体が
全体を見ようとせずに、個々の事象を気にする。典型なんですけどね(^^;)
そもそも狂気の世界にいる人の推理をしようとしているのが間違っているとか?


それでは今回も的をはずしてるのでは・・・と恐る恐るの見解を・・・・


本編の逃走劇は、浅田リョウのゲシュタルト崩壊の治療風景


なんていうのはどうでしょうか?




[129]
あきら(Lu/LaLaLa/Lu) 2007 1/25(木) 22:55:13

こんばんはナナセさん。後藤あきらです。
情報を小出しにしているせいか、益々混乱を招いてしまっているような。
申し訳ないです…。
このスレの9番目のレスに書いた通り、製作者としての思いがありまして、
こんな回りくどい事をしています。


また、ナナセさんの考察が外れていた、との事ですが。
そもそも、私たちはこのゲームに正解を求めていないのかもしれません。
製作者が想定している「真相」は確かに存在しますが、
それが全ての方の答えだとは思っていません。
むしろ、プレイして下さった方がそれぞれに納得のいく形で、
何らかの真相へと辿り着いて下さったら、と願っています。
ですので、ここで私が言えることはあくまで「認識」の誤解という問題でしかないです。
「認識」したものをどう「解釈」するかはプレイヤーの方にお任せしようと思います。


「先程落ちたのは間違いなく林檎でしたよ」とはお知らせできますが、
「林檎がどうして落ちたのか」はお教えできない、と例える事は強引でしょうか。
心情としてはこれが何となく近いように思います。


さて、新たに書き込んでくださった内容への返信をさせて頂きます。


>本編の逃走劇は、浅田リョウのゲシュタルト崩壊の治療風景


との事ですが、私はこの作品のシナリオで、
「劇中、物理的に起こっている事は全て書いている」と言い切れます。
そこは拘った部分でしたので、間違いありません。
質問された箇所で言えば、もし治療行為が行われているとするなら、
最低限、そう暗示する部分は書いたと思います。
(または仄めかし程度ではなく、割とキッチリ表現したかもしれません)


ゲシュタルトは、ゲーム中に内容をほとんど説明しています。
劇中の台詞や状況にも全て意味があります。
それは背景画像であったり、果てはBGMにまで及んでいます。
しかし、物凄く分かり難いです。
一度メモまで含めて全てを読み通した後で、
もう一度最初から注意深く読んでいくと、恐らく細い糸が繋がると思います。


面倒な内容で本当に申し訳ないです。
もしお暇がありましたら、のんびりとでも確認して頂ければ大変嬉しいです。




[130]
ナナセ 2007 1/26(金) 20:17:06

こんばんわ、ナナセです。


ハズレでしたか〜(^^;)


では、前回


>ところで推理をしようとすると自体が
>全体を見ようとせずに、個々の事象を気にする。典型なんですけどね(^^;)
と、書き


『本編の逃走劇は、浅田リョウのゲシュタルト崩壊の治療風景』を見解として挙げましたが


もう1つの見解


プレイヤー自身をゲシュタルト崩壊(タイトルを含む)に陥らせる。というオチ


なんていうのはどうでしょうか?




[131]
あきら 2007 1/27(土) 10:52:22

おはようございますナナセさん。
後藤あきらです。


>プレイヤー自身をゲシュタルト崩壊(タイトルを含む)に陥らせる。というオチ


との事ですが、少し理解が難しい書き方でした。
『製作者が、物語のオチで、プレイヤーをゲシュタルト崩壊させる。』
という狙いのゲームであったか、ということでしょうか?
物語内容からは遠くなってしまいますし、
これまでのお話の流れからも外れているように思いますので、
私が勘違いしているような気がします。
お手数ですが、もう少し詳細に書いてくださるとありがたいです。


一応、上の見解で話を進めます。
二つ前の私の書き込みをご覧になって頂きたいのですが、
プレイヤーの思考を乱すことが、このゲームの狙いの一つでした。
ただ、それのみを目的としているわけではありませんし、
物語のオチ(結の部分)はそういった外的要因を除外した、
純粋な物語としての形で終わっています。
プレイヤーの思考を混乱させるのはあくまで一つのファクターでしかありません。


また他のプレイヤーの方にも多く見られるのですが、
ゲシュタルト崩壊という言葉の概念を、みなさんかなり曖昧に捉えているようです。
メモで解説した通りに厳密に言葉を定義しなければ、
恐らく「ゲシュタルト崩壊=妄想の類」等といった、
適当かつ安易な結論に嵌まりかねません。
注意深く取り扱わないと益々混乱が深まっていくかと思われます。


物語は物語として。
また、読み解く為の事象は厳密に。
ゲシュタルト崩壊はそういったことを求める面倒な作品です。


焦点のぼやけた返信になってしまいましたが、
これで答えになりましたでしょうか。
かなり不安です。




[132]
ナナセ 2007 1/28(日) 22:07:58

こんばんわ、ナナセです。


>『製作者が、物語のオチで、プレイヤーをゲシュタルト崩壊させる。』
物語のオチで、ではなくて
物語全体で、です


物語中の出来事で浅田リョウが認知している事は全て真実であるが
プレイヤーが
劇中の台詞、状況の矛盾等を1つ1つ検証しようとする行為
背景素材を検証する行為
音楽で無音の時や、音楽がある時の検証する行為
それ自体が
ゲシュタルト崩壊なのではないかという意味です


・・・・なんかまたハズシテいるような気がしますが(^^;)




[133]
アサト(Lu/LaLaLa/Lu) 2007 1/29(月) 00:09:21

こんばんはナナセさん。はじめまして。
あきらの相方のアサトです。


ご意見、興味深く読ませていただいてます。
ただ少しばかり、このままナナセさんとあきらの一問一答が続いてしまうと、
ゲシュタルト崩壊という物語の解釈の幅がかなり狭まってしまうんじゃないか、
という危機感めいたものを感じてしまい、横槍を
入れてしまった次第です。


確かに後藤あきらはゲシュタルト崩壊のシナリオライターですが、
この物語のいわゆる「完全に正しい解釈」をあきらが持っているとは、私は思いません。


製作者が唯一絶対の正しい答えを持っていて、
プレイヤーの皆さんは考えを重ねてそれに到達するすることを目標とする……
そういう作りのゲームもあるでしょうが、
少なくともゲシュタルト崩壊はそのような意図では製作しませんでした。


たとえば、製作者の意図とは全く異なる、
しかし矛盾の無い解釈に自力でたどり着くことができたならば、
それは「製作者の考える答え」をただ受け取るよりも楽しいのではないだろうか、
これが私達の考え方です。
ですので、どこかに明らかな矛盾がある場合は別ですが、
基本的に解釈がアタリかハズレかなどと私達が決めることはできないのです。
それを決めるのはプレイし、考えてくださっている皆さんご自身なのですから。


皆さんが熟考の末たどり着いた納得のいく解釈こそが「答え」であって、
それ以上の「真相」などは無いのです。


以前にも似たようなことを書いたのですが、
ここらで今一度Lu/LaLaLa/Luとしての立場をはっきりさせてようと思いまして、
失礼ながらこのようなことを書かせていただきました。
気分を害されたならすみません。


私個人としては、ナナセさんの発想は面白いものが多いなあと感じます。
ふとした発想を矛盾の無い解釈にまで高めていく楽しみを、
ナナセさんなら存分に味わっていただけるのではないかと思います。
お暇でしたら、過去に書き込んでくださった皆さんのご意見も参考になさって下さい。
どれも非常に面白いですよ。


長文失礼しました。
では、失礼します。




[134]
ナナセ 2007 1/29(月) 16:38:43

こんにちは、ナナセです。
アサトさんはじめまして〜


了解致しました


これからゲームを始めて、?と感じる人はこの掲示板で色々な人の解釈に触れて楽しめると思うし、
自分で色々解釈するのも面白いですしね


あきらさんが色々ヒントをだしてくださっと事も
これから解釈しようとする方たちに役立つ事と思います


お二方とも色々ありがとうございました




[135]
刹那 2007 2/ 7(水) 09:36:10

はじめまして。
少々中傷的な内容になってしまうことをお許しください。
いきなりですが私はこのゲームを楽しむことができなかったです。
ゲームの作り自体は非常に手が込んでいてすばらしいものだと思いますが、やはり最終的に答えにたどり着けなかったので、解答編のない推理小説を読んでいるという感じだったのかもしれません。でも解答編がない推理小説ってすっきりしないというか最初からわかっていたら読まないですよね普通。
製作者さんの意図としては、読者が自力で自分なりの答えを探して欲しいということで、解説はいっさい掲載しないということですよね。
読む人によって捕らえ方が千差万別なので、恐らく製作者さんの思っている解答にたどり着いた方はいないと思いますし、自力で自分なりの答えを考え出した方もどこかで矛盾や疑問を感じてすっきりしないまま終わってしまっていると思います。




[136]
刹那 2007 2/ 7(水) 09:36:22

つづき


いつまでたっても自分なりの答えにも製作者さんの答えにもたどり着けないならば、ほとんどの人は諦めてしまうのではないでしょうか。
私もその一人です。答えがでないことを考え続けることは最初は面白くても段々と苦痛に変わっていきますから。
低能な私は「主人公と浅田の2人の視点を織り交ぜて物語が描かれている。(ところどころ視点が入れ替わっている)女に追われているなどのところは主人公の思い込み。」と適当な解釈をして終わりになってしまいました。
無論これが正しい解釈とは微塵も思っていませんし、すっきりもしません、矛盾だらけです。
ただ、適当に諦めたとしか言いようがないです。
私のように考えることに疲れて、最終的に「諦め」という選択をしてゲームを終わりにしてしまった方が大勢いると思うと凄く残念に思いました。




[137]
tan 2007 3/ 8(木) 12:19:59

せっかくプレイしたので自分なりの強引な回答を予想してみました。
深夜の浅田は,理性や知性を忘れ本能のままに動いているように感じられます。
浅田は夕焼け時(16時頃)には,すでにゲシュタルト崩壊が始まっており,深夜にはそれが進行してほとんど崩壊していたのではないでしょうか。
廃屋・マンションの部屋に入った時・屋上の3つのエンディングは,すべてゲシュタルトの完全な崩壊をさしているのではないでしょうか。


この作品にでてくる,浅田が出会ったひと達ですにはおばちゃん・子供3人・マンションの女の子(おそらくアキコ?)・狂った女等がいますね。
おばちゃんと子供達は,浅田本体から放たれた浅田の精神面・知識面の一部ではないでしょうか。
また屋上にいた時は,女の子(アキコ似)を含めて全員が浅田自身だったのではないでしょうか(狂った女は怪しいですが)。


アキコとマンションの女の子は同一人物であり,恋人なのか片思いなのかはわかりませんが,おそらく,周囲には内緒で付き合ってたのだと思います。


これが自分なりに熟考したうえでの,かなり強引な答えです。


ただ上記の自分の見解ではあまりにも釈然としません。刹那さんの意見は,すごくよくわかります。
ただ製作者さんもすでに意思表明してますので,私としてはその方向転換を祈るのみです。





[138]
鈴風 2007 3/17(土) 00:46:04

はじめまして、携帯アプリでゲシュタルトを知りました。
掲示板のログを読んで、皆様の考察の深さにとても感服させられました。
自分にも少し思う所があるので、書き込ませて頂きます。
とは言っても、曲解と直感任せのものなので、いささか無礼かもしれませんが。


ゲシュタルト崩壊=全体性を失って、個別のみを認識する。
不可解なシーン、不可解な言動、辻褄の合わない部分など、
プレイヤーがそういった『個別』に注目してしまう『ゲシュタルト崩壊』


もしかしたら、『全体』はそういった『個別』を飛び越えた所にあるのかもしれない。
そう思っていた所、「答えが、ないから」という秋子の言葉を思い出しました。


『個別』としたスッキリしない部分が解決される回答などなく、
『答えがない』ことこそがこの『ゲシュタルト崩壊』の全体像なのかもしれない。
邪推もいい所なのですね。


それでは失礼いたしました。




[139]
reona 2007 4/14(土) 12:12:48

はじめまして。
reonaという者です。
ゲシュタルト崩壊プレイさせていただきました。
大変面白かったです。


一度プレイしたあと、この掲示板を見て
謎を解明してやる!と思い、もう一度やってみたのですが
結局まともな推理はできませんでした。
・・・なかなか難しいですね。


ですが、折角なので思ったことを書かせて頂こうと思います。
推理ではなく感想みたいなものになりますが。


まず、ゲシュタルト崩壊というタイトルについて
私はこれは絶望していく過程を差していると感じました。


私達は日ごろ身近にあるものをそこに存在するものとして疑いません。
しかし、実際にそのものはいつも同じ状態であるわけでない。
刻一刻変化し、終わりに近づいていってるものだと思います。
それに気づいた時、余りの情報量の多さに混乱する。
これがゲシュタルト崩壊で、
これは自分の存在の儚さを意識させるのではないでしょうか。


死にゆく身であるならば、
自分の生きる意味など馬鹿らしくて信じられないでしょうし、
自分が「存在する」こと自体に不安が生じるのは避けられないと思います。


副題(と言っていいのか分かりませんが)にもあるように
これはThe Sickness unto Death【死に至る病】
すなわち絶望と言うことになるのではないでしょうか。


アキコ(と思われる)女子の言い回しだと
もっと身近なきっかけについて話しているように感じますが、
原理は同じだと思います。
説明するのは難しいですが・・・。


選択肢によって起こってしまう浅田の死は
実際に起こったわけではなく
(そうでなければ浅田が現在も生きているという事実に反するので)
絶望の末、死を意識してしまっているということではないかと・・・。


ゲーム内でアキコが語るように
ここに陥らない方法は単純です。
多くの人にとっては簡単なことかもしれません。
存在も生きる意味も全て信じてしまえばいい。


では、陥ってしまったらどうするのか。
元の世界には多分、戻れないでしょう。
それでも、誰かが信じさせてくれればいい。
また、無意味でも生きているという紛れもない事実を
自分で喜べるようになればもっといい。


療養先で浅田が早く回復できることを切に願います。
誰でも陥りやすいことだけに
誰でも抜け出すこともできると信じたいので・・・。




[140]
reona 2007 4/14(土) 12:13:38

続きです


抽象的な内容になってしまい、
先の文章で伝わるかどうか心配なんですが。
わかりにくくてすみません。・・・


推理の方は考えをまとめられそうにないので
他の人に頼みます・・・。
どれが間違った認識なのか判断できいるようになればいいんですが、
矛盾ばかりあげていくとどうしても、全部なかった、
という結論になってしまってだめですね。


ここからはつぶやきなんですが・・・


・三人の子供について
プレイして一番印象に残った人物だったので思ったことを書いてみます。


まず、皆様用いる言葉の難解さについて色々考えているようですが
私はあまり関係ないんじゃないかな、と思いました。
理由は浅田が特にこの三人の子供の言葉を理解することを
拒否しようとしているふうに見えたからです。


“本当はわかっているんだ、そうだろう?”とスミオに言われて
浅田は“否定しないと”といっていたのが一番の根拠です。
(記憶頼りなので間違ってるかもしれませんが)


他にも“言葉の半分も理解できていないような気がする”
なんて子供相手に強がりたいという気持ちがあるとしても、
妙な言い方だと思います・・・。
冷静に、ああ俺わかってないな、と考えている浅田がいる、
ようは理解する意志がないのか、といった印象を受けました。


三人組の実体が何かはわかりませんでしたが、
彼らは浅田のとりたくない選択肢の象徴かな、と。
具体的には恐怖と戦うことかと・・・。
その恐怖は何からくるものか、
・・・考えていたらきりがないですね。
やめておきます。


長文になってしまいましたが、失礼します。
このような考察をする面白い機会を与えてくれた作者様方に感謝します。




[141]
iori 2007 4/26(木) 21:46:46

はじめまして!


ゲシュタルト崩壊、軽い気持ちでプレイしたのに、難しくってはまってしまいました。


わっかんないよ〜と頭がグルグルして、こちらを覗いてみたら、
皆様スゴイ深い考察の数々でビックリしました。


同時に、自分が考えてたのがあまりに違うというか、
レベルが違うので笑えてしまって、逆に余興のノリで書いてみたくなり、お邪魔しました〜


まず〜
■追いかけてくる謎の女・・浅田リョウに告白した年上の女性!
スーツ着てるから家庭教師かも?
好みじゃないので断ったら、なかなか諦めてくれず、その夜道でバッタリ会っちゃう。
小心者の浅田逃げるが、崩壊してるので誰だか思い出せない。
女性が最初追っかけたのは、彼の様子が変だからだけど、
浅田は女性が楽しんでるようにしか見えず、そのうち出会う人に彼女を投影するようになっていく。


■途中でヘンになった中年女性・・ズバリ川掘先生ではないかと!!(担任の先生?)
最初マトモなのは、実際何かと最初は親身だった先生が、結果彼を突き放したからとか?
彼女だけ性的表現が多いので、ひょっとして初体験の相手だったりして。
で、依存してのめりこみかける彼を先生拒絶したみたいな?


■「アキコ」・・本当は「アキコ」って名前ではないのではないか?
実際は、謎の女の妹で、私服でしか出てこないのは「私服姿しか知らないから」
だから、メモの女の子のインタビューは、アキコじゃないから名前が紛失してるとか?
彼女だけに状況を説明したのは、初めて心を開いた相手って事で、彼女だけが浅田から好きになった女の子なのかも?


■アキコ・・ただの友達。着信のコ。名前だけしか登場しない人。(夕暮れ編のアキコではない)


■小学生・・実は同級生。友達。
自分にとって難しいこと・予想外のことをいつも提案してくる存在。
浅田が小学生として認識しているのは、日頃対等であろうとしても精神的に肩を並べられない劣等感の現れ?
彼らが女の正体を尋ねられて笑うのは、彼自身が彼等に相談したことなのにとぼけるから?


(すみません続きマス)




[142]
iori 2007 4/26(木) 22:00:13

■ライター・・浅田を死んだ、と表現しないので、浅田が死んでないことは認識しているのでは。
つまり死んだ少年と混同してはいない??
彼が深刻の度合いの深い死んだ方の少年ではなく、浅田にひっかかっているのは、
彼もゲシュタルト崩壊寸前で同じにおいを嗅ぎ取ったから?彼も浅田と同じネットの利用者であったとか?


とゆ〜よ〜な恋愛ばっかりがからんだことを考えながらプレイしていました。
こうして書くと我ながら笑えてしまう・・・


えっと、今は皆様の考察を読んで、小学生は浅田の分裂した人格じゃないかとゆ〜説が正しい気がしました!!
なんか、「救われたいなら壊れた道筋を辿ればいいじゃん」みたいな事言ってた気がするのですが、
あと「象徴から実体になるのか?」とか??
なんか複数人格があるっぽいかなぁと。


それが、彼らを拒絶すると殺されちゃうのは、怖いものに負けちゃったってコトなの、かな・・・???


色んな人に「困っているのなら言って」と言われるのに、
それに対して繰り返される拒絶・・
(選択肢を拒絶を選び続けないと「正しい」エンドにならない、てことは彼にとっては拒絶が正しい選択という認識がある?)
自分で助からないと意味ないってことなのかなぁ??


うぅ〜難しいです。
でも考えずにはいられない。
すごい深くて面白かったです。思いがけずいろいろ考えてしまいました・・・
(しかしやっぱり整合性のあるストーリーが思いつかず)




[143]
リョナ 2008 3/21(金) 01:04:16

今更ながらプレイさせて頂きました。
サイトが閉じる前にシナリオの解説とかして頂けると、胸の支えが取れる方も、自分を含め多分結構いらっしゃるのではないかと。
作者様のスタンスは解っているつもりですが、良ければ製作者としての『真相』を明かして頂ければ、と思いました。


いかがでしょうか?




[144]
後藤あきら(Lu/LaLaLa/Lu) 2008 3/22(土) 23:45:04

リョナさん、書き込みありがとうございます。
製作者へのご質問でしたので答えさせて頂きます。


ゲシュタルト崩壊を発表してからというもの、
確かに解説を求めるお声は沢山頂きました。
また、レビュー等でもその部分に言及されることが多いのは、
製作者側としましても把握できております。


さて、ゲシュタルト崩壊の『真相』とのことですが、
何をもって真相とするのか、正直図りかねている部分もあります。
具体的に何をお知りになりたいのかが、
プレイヤーの方によって若干ブレがあるように思われるのです。


ゲシュタルト崩壊を構成するファクターは多岐に渡ります。
そのため、どの観点から語るかでも随分印象が異なってくると思われます。


全体性を喪い、意味を成さない個別の要因に分けられること、
つまりゲシュタルト崩壊そのものですが、
安易な解説がそれを引き起こすのを私は恐れます。


私の考えは以上ですが、
解説を設けること自体に特に抵抗があるわけではありません。
皆さんのご意見をお聞きできれば幸いです。




[145]
リョナ 2008 3/23(日) 19:41:50

お返事ありがとうございます。
成る程、確かに一言で『真相』と言っても難しい事かも知れませんね。


これは私個人が知りたい事になりますが、一つだけ挙げるとするならば、『各登場人物の詳しい解説』をして頂ければ有り難いと思っております。
それぞれの人物が持つ意味が解れば、他の疑問点も読み解く事が出来るのではないか、と。
登場人物達の裏の役割(追跡者や逃亡者、傍観者といった一見した時の配役とは異なる役割)があるからこそ、このお話が読者を惑わしているのだと思っておりますので。


作者様の危惧されている全体性の喪失については、プレイヤー視点からは何とも申し上げられませんが……。




[146]
後藤あきら(Lu/LaLaLa/Lu) 2008 3/23(日) 22:04:35

書き込みありがとうございます。
Lu/LaLaLa/Luの後藤あきらです。


『登場人物達の裏の役割』の解説ですか、なるほど……。
確かに皆さんの考察を拝見していても、
その辺りにご不満を覚える方が多いように感じます。
ご指摘されるまで気づきませんでした。ありがとうございます。


確かに『裏の』と言うほどでも無いにしろ、
キャラクタの配置には役割を持たせてあります。


一例として、主人公である浅田リョウが出会う人々が、
女性→女性→少年達→女性という順序構成であることにも、
物語解釈には決して多大な影響は及ぼさない範囲でですが、
個人的に思い入れを持ってシナリオを書きました。


言及してくださった全体性の喪失への危惧につきましては、
確かに製作者側の一方的な杞憂かもしれないと思い直しました。
その辺りも含め、
この掲示板で他に上げられた疑問点等を考慮に入れた上で、
解説ページの製作を考えてみます。
貴重なご意見をありがとうございました。




[147]
後藤あきら(Lu/LaLaLa/Lu) 2008 3/27(木) 23:44:13

ご連絡です。


申し訳ありません。
解説ページなのですが、作り始めたら長大な物になってしまい、
製作が長引いてしまっています。


少し考えたのですが、この解説ページは、
無料HPのスペースを借りて、Lu/LaLaLa/Luのサイトが消滅した後も、
web上に残すような形にしようと思います。
今後、ゲシュタルト崩壊をプレイした方がネットで検索すれば、
誰でも簡単に見られるようにするつもりです。


解説サイトは恐らく明日の夜に公開できると思います。
Lu/LaLaLa/LuのTOPでも告知しますので、
よろしくお願いいたします。




[148]
リョナ 2008 3/28(金) 02:22:06

後藤あきら様


解説ページの製作、ありがとうございます。
楽しみにお待ちしております。